皮をむき、軒下で干すだけで渋くてとても食べれない柿が、どうしてあんなに甘くなるのか❓
不思議だ
なにかの雑誌で見た「子供たちの好きな食べ物」の上位にチキンライスがあった。
それからカレーライス、ハンバーグ、チャーハン、ラーメンなどが並んでいる。
それを見て、なんだか今の自分の好みとあまり違わないな、ということに気づき、やや焦った。
どこかで「老人の好きな食べ物」なんていう調査がないだろうか。
ご飯にみそ汁、おかゆ、おじや、月見うどん、などと勝手に想像してみる。
でも実態は違うようだ。
自分たちよりずっと年上のような夫婦が、向かい合ってカツ丼を食べている、というような風景を見ることがある。
食堂で向かい合って食事をしている老夫婦の姿は微笑ましく温かい気持ちになるが、食べているものが「カツ丼」ということに驚き、感動しているのだ。
若い頃は腹減ったらカツ丼だった。
野球大会などのあとは空腹の極みになるので「カツ丼にラーメン」なんてわしわし食っていたこともある。
さすがに今は「カツ丼」を食べる回数は減った。
同じように「天丼」もすすんで食べなくなった。
「鰻丼」も同じである。
結局「ドンブリもの」は食欲旺盛な若者のものなのだろう。
最近のファーストフードのウェイトレスが迫ってきて、早口で何を言っているのかわからないような店は怖くて入れない。
いかにも店構えからして古くて不味そうな店がいい。
店の人の言っている言葉をすぐ理解できる店がいいと思うのである。
本文とは関係ないが山茶花
そろそろ冬支度かな。
後期高齢者の認知機能を調べるテストがある。
「今日は何年の何月何日ですか」というのから始まって、「2時30分の時計の絵を書いて長針と短針で示してください」というのもある。
これなどは思わず「馬鹿ンすんなよ」と思ってしまうのだが、高齢者の入り口あたりにさしかかっている身としては、ハイハイとつぶやきながら鉛筆で丸い円から描き始めなければならない。
「昨日食べたものを全部書き出してください」という質問もある。
これは案外思い出すのが難しい。
今日の昼飯は丸亀製麺でうどん食った。
とろろ醤油、半熟たまご天、いなり
はて?、昨日はなに食ったっけ❔
馬鹿ンすんな、で始まったが、やっぱりオイラは馬鹿か。
2時30分の絵がちゃんと描けたか。
長針は6の数字のところを指すのが正解だが、問題は短針である。
短針が2のところを指したら間違い。
2時を30分過ぎているわけだから、短針は2と3の数字の真ん中のところを指していなければならない。
まだ認知症ではないようだ、と自分で自分を慰めているのであった。