連休2日目の4月29日は、北鎌倉・円覚寺へ行ってきました。
境内は新緑のきれいな時季を迎え爽やかでした。
今日から何回かに分けて、境内と塔頭に咲いていた花などをご紹介しようと思います。
居士林前の楓、秋には紅葉がきれいですが、今は新緑。
清々しい佇まいに、人々が足を止め眺めます。
月末ごろには、石段脇にツルボの淡いピンクの花が見られると思います。
ラン科カヤラン属の多年草で、日本固有の着生ランのひとつ。
細長い葉の並んでいる様子が常緑針葉樹のイチイ科のカヤ(榧)ににているところからつけられた名のようです。
仏殿や大方丈前に植えられているビョクシン(柏槇)の木などに着生して、ちょうど5月の連休あたりにクリーム色の花を下向きにぶら下がった状態で咲かせます。
いつもは下ばかり向いての撮影ですが、このときばかりはひたすら上を向いて。。
鎌倉の寺社の境内で良く見られる「シャガ(射干)、円覚寺の境内にもいたるところに咲いているこの時季の代表的な花です。
アヤメ科アヤメ属の多年草で、古い時代に中国から渡来したともいわれているそうです。
( 2012年4月29日撮影 北鎌倉・円覚寺 )