

10月になりました。このところぐずついた天気が続いていますが、朝夕の空気の冷たさは本格的な秋の到来を感じさせますね。
夕べは豚バラ肉とこんにゃくと根菜類で煮物を作ったのですが、煮込んでいる間ごぼうの香ばしさがひときわ私の嗅覚を刺激し、煮込み料理の季節が到来したことを実感しました(ごぼうの旬は11月~2月、香り立つ新ごぼうの旬は4月~5月らしいですが、煮込み料理の中で活躍を始めるのはこの時期ではないでしょうか?それとも我が家だけなのかな?)。
そんな中、我が家のプチトマトは相変わらずマイペースで実をつけています。曇天の下、完熟トマトのまんまるとした形と鮮やかで艶やかな色彩はひときわ美しい。さらに目を凝らして見ると中の果肉がほのかに透けて見え、触れてみると適度な弾力もあり、これがまた食欲をそそるんだなあ…。
見た目の美しさや触感など、自然の造形力には素晴らしいものがありますね。
「芸術は自然を模倣する」とはアリストテレスの言葉ですが、自然の完璧な美しさを、人間が自らの手で表現したい衝動に駆られたのは、こうした身近な植物を見ても納得の行くところでしょう。


曇天だったのが、10時過ぎには晴れました
