いじめが原因による被害者の自殺の報道を目にする度に、どうしてこうも悲劇が繰り返されるのだろうと暗澹たる気持ちになる。
残念ながら、人間には想像力を働かせたり、未来について考える聡明さを持っている一方で、愚かで精神的に弱い一面がある。
自分と他人とを比べることで、自分の向上心に繋げる努力家である一方で、他人を意図的に貶めて、相対的に自分が優位に立とうとする狡猾な一面(=他人の弱みに付け込む . . . 本文を読む
先日、2次研修先の工場で現場作業に勤しんでいるはずの息子から電話がかかって来て、自分の現在の勤務先の住所を教えてくれと言った。
仮の仕事場なので、まだ自分の名刺も持っていないのは仕方ないとしても、勤務先の住所くらい手帳にメモしておけよと思いつつ、その場でググッて住所を調べ、教えてあげた。
息子が電話して来たのは銀行からで、息子が定期預金をするに際して、手続き上、息子の身元確認が必要だった . . . 本文を読む
このところ夏バテもあって、何となく人と関わることが面倒臭くなって、自分から人を遠ざけていた部分があった。しかし、つい最近、ボランティア先で同僚とひとしきり話したり、帰りに駅のカフェでお茶したり、連れ立って別の美術館の展覧会へ足を運んだり、かと思えば郷里の親友から電話がかかって来て、互いの近況やら、夏の旅行計画やら、いろいろしゃべる機会があった。すると、相手の寛容さ、懐の深さに感心する一方で、自分 . . . 本文を読む
今日は映画館のレディースデイで、ピクサーアニメの『インサイド・ヘッド』を見て来た。
既に先週辺りから、上映作品のラインナップは夏休みのお子様向けが中心になっていて、大人が楽しめる作品は殆どない。殆どない大人向けを、私はあらかた見てしまったので、今日は大人でも十分楽しめる良質なピクサー・アニメを見ることにした。
ピクサー・アニメを見るにしても、普段から決まって字幕版である。台詞がスラングの . . . 本文を読む
昨日はレディースデイと言うことで映画を見て来た。ちょうど県立図書館から借りた本の返却日でもあったので、映画の前に図書館(分館)に寄ってからランチを食べた後、映画を見た。
本作はフランス近代文学の文豪フローベール作『ボヴァリー夫人』に想を得た、英国人絵本作家のコミック?が原作らしい。
舞台はフランス北西部の自然豊かなノルマンディー地方で、そこに英国ロンドンから越して来た一組の夫婦を巡る . . . 本文を読む
まだ7月も半ばだと言うのに日本列島は猛暑で、お年寄りを中心に熱中症が原因と見られる死者も出ている。ともあれ年齢に関係なく、健康管理が難しい時期だと思う。
私は真冬生まれのせいか、とにかく暑い夏が苦手である。夏の間は萎びたほうれん草のようにグッタリしている。状態があまりに酷いと家事もままならないので、贅沢とは思いながらも、一人しかいない部屋でエアコン(28度設定)を付けて過ごしている。
ま . . . 本文を読む
今年は第二次世界大戦終結から70周年と言うことで、世界各国で戦没者追悼式典や戦勝式典が行われている。
「二度と悲惨な大戦を起こすまじと、不戦の誓いを新たに」と言う大義名分も分かる。分かるけど、正直言って、その様子を伝えるニュースを耳にする度に、(他の人はどうか知らないが)"敗戦国"の国民の一人として嫌な(複雑な?)気分になる。
それでなくとも、先の大戦から5年、10年の倍数の年を . . . 本文を読む
以前、当ブログに登場したペペロンチーノの進化形です(笑)。
家族が大好きな我が家のパスタ料理です
材料は以下の通りで、分量はお好みで
スパゲッティ(太目ではないもの)
釜揚げシラス(私は生協の冷凍物を使用)
小松菜(炒めれば嵩が減るので、結構多めでも)
しめじ(同上)
にんにく(一皿当たり一片から一片半くらい)
唐辛子(一皿当たり1.5本ぐらい)
オリーブ油
塩 . . . 本文を読む
先日、いつものように小学生を対象にギャラリートークを実施していたら、中国人と思しき母子連れの団体が展示室になだれ込んで来た。
中国の経済発展に伴い、富裕層が劇的に増えた中国。人口も日本の10倍なら、富裕層の絶対数も10倍である。そんな富裕層向けに、とうとう母親と子供だけの日本ツアーも実施されるようになったらしい。
その訪問先のひとつが国立西洋美術館だったわけだ。
ただ残念なことに専門 . . . 本文を読む
今年も既に半年が経過した。時間が過ぎ行くのが、年々加速度的に早まっているのを感じる。実感的な1年の長さが、自分の年齢分の1だから(幼い時の1年はすご~く長く感じられたような…)、仕方ないのか?
今年も前半を終えたので、この時点で映画鑑賞の振り返りをしたいと思う。日々忙しい方には「ヒマなんだねえ」と呆れられそうな鑑賞数だが、一番の趣味なので、何と思われようと、これもまた仕方ない。なお、テレビで . . . 本文を読む