演芸全般が好きで、上京してからは夫婦で、あるいは家族で、
上野の鈴本や浅草演芸ホール、新宿の末広亭へと何度も足を
運んで来た。当代正楽の襲名披露興行では、雨の中、
列の先頭で開演を待った思い出もある。
落語の独演会は談志をはじめとして、その弟子の志の輔、
そして小朝と見ている。(談志の独演会には夫の会社の後輩
で、早大の落研出身のOさんに連れて行って貰った。その後
1年ほどで郷里に帰ってしまっ . . . 本文を読む
最近テレビ番組などを見ていて、不便を感じることがある。
日本史についての説明で元号を使われると、
何年前の出来事なのかが、咄嗟にイメージできないのだ。
ここで誤解されたら困るのだが、
元号そのものを否定するのではない。
元号は、千年以上も前から使われいる年代表現なので、
今や文化的価値を有するものだと思う。
1979年には元号法という法律も制定され、
皇位の継承があった場合に限り改めることが
規定 . . . 本文を読む
何しろタイトルに負けず劣らず、
映画の描く世界観もスケールが大きい。
まさしくフィリピン沖で発生する台風(Typhoon)が
東アジア全域を襲いながら北上する様(さま)に重なる。
細部に至るまで一切手抜かりない本作のような
ハードボイルドなアクション大作が、
なぜ韓国で作れて日本では作れないのか?
ひとつには、やはりこの映画で描かれているように、
「南北分断」という韓国が置かれているような状況 . . . 本文を読む
環境省が定めた、<クール・ビズ>のロゴマーク
夫が先日、会社から資料を持ち帰った。なんでも会社が外部講師を招いて、クール・ビズの装い方を指南したらしい。
それによれば、クール・ビズ(Cool Biz)スタイルとは…
◆本来ネクタイを締めるタイプのシャツをノーネクタイで着ない(←これは、まあ分かる)。
◆スーツのスラックス単独での着用はしない(←スーツは上下でワンセットが基本。バラし . . . 本文を読む
これはカーニバルで世界的に有名なリオ・デ・ジャネイロにあるスラム、
その名もシティ・オブ・ゴッドが舞台です(時代は1960年代後半)。
実話を元に作られた映画らしいのですが、
そこで描かれている世界は、あまりにも壮絶。
貧困と麻薬の蔓延、暴力と殺人の応酬。
すべては神の計画のもとに行われていると言うのか?
”シティ・オブ・ゴッドとは、”あまりにも皮肉な名前。
そんな中でも夢を持ち、それを掴ん . . . 本文を読む
(日本経済新聞社記事より)
日本の1次リーグ敗退で、
大多数(一部?)の日本人にとってのWCは、
ほぼ終わったようなもの…ですかね。
ボランティア仲間の中に、かつて日本サッカー協会で
ボランティア活動をした経験があり、
ヨーロッパチャンピンオン・シップ?を見に
ポルトガルまで行ったほどのサッカーファンがいます。
サッカーおんちの主婦連からすれば、
マスコミ報道で目にする若者の熱狂ぶりが
いつ . . . 本文を読む
そもそもタイトルになかなかインパクトがありますが、
公開前の数ヶ月間、映画館で上映された予告編の、
極彩色でミュージカル仕立ての華やかな映像もまた、
インパクトがありました。
さらに、”タイトル”と”予告編が醸し出すイメージ”
のギャップも。
日本CM界屈指の才能による、
こうした二重三重の仕掛けに絡め取られるように、
まんまとその罠に嵌って(笑)、思わずこの作品を
見てしまった人も少なくない . . . 本文を読む
サッカーWCに合わせての放映でしょうか?深夜にWOWOWで放映したのを録画で見ました。評判に違わず、爽やかな余韻を残す佳作ですね。
本作が描いているのは、インド系イギリス人の少女ジェスが、帰属するインド人社会の旧態依然とした価値観や伝統に縛られながらも、葛藤を経て自らの人生を選び取って行く物語。
異郷に在りて民族(ルーツ)の誇りを忘れず、謂われのない差別や偏見と闘いながら、新天地に根付い . . . 本文を読む
映画『胡同愛歌』より
私が主宰する掲示板スレッドに、
常連のSさんが投稿して下さいました。
Sさんは、先頃開催された中国映画祭で、
『胡同愛歌』という作品をご覧になったそうです。
以下は、その投稿に対して、私が寄せたレスです。
映画『ションヤンの酒家(みせ)』より
旧市街のことを「胡同(フートン?)」と言うのですか。
経済発展で古い街が再開発されるのは何処も同じですが、
発展を続ける現代中 . . . 本文を読む
息子と夫が原作まんがの大ファンで、公開初日の昨日
二人連れだって見に行ったのですが、私はお留守番でした。
映画評によっては原作の良さをまるで表現しきれていないと
酷評もありましたが、原作ファンの二人の感想は
「面白かったよ」。
評論家とファンという立場の違いなんでしょうけど、
作品を常に評価の対象として見るのは、
心から映画を楽しめないんじゃないかと、
映画評論を生業としている人には同情の念も。 . . . 本文を読む