はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

(30)ラースと、その彼女(原題:LARS AND THE REAL GIRL,米)

2008年12月20日 | 映画(2007-08年公開)
愛すべきラースの成長物語 母屋に暮らす兄夫婦は、ガレージを改装して作った離れにひとり暮らす弟ラースのことが気がかりでならない。30近くにもなって女性との浮いた噂ひとつなく、自宅と会社、或いは自宅と教会を往復するだけの毎日なのである。特に義姉のカリンは身重の体で、彼のことを本当の弟のように気遣うのだった。兄のガスはガスで、過去の負い目もあって、今ひとつ弟に本音をぶつけることが出来ない。 ラー . . . 本文を読む
コメント

(29)ジョージ・A・ロメロのダイアリー・オブ・ザ・デッド

2008年11月20日 | 映画(2007-08年公開)
やっぱりゾンビより怖いのは人間?! 結構スプラッターで残酷描写も多いゾンビ映画に意外に抵抗感がないのは、昔マイケル・ジャクソンの『スリラー』のPVが好きだったからかもしれない(笑)。加えてジョージ・A・ロメロ監督はゾンビ映画の始祖であり巨匠。後発の数多あるゾンビ映画とロメロ監督の作品とでは格の違いを感じて来たので(でも、亜流の中でも『ショーン・オブ・ザ・デッド』は好きよん♪)、ロメロ監督の作 . . . 本文を読む
コメント

(28)ブーリン家の姉妹(The Other Boleyn Girl、英米合作)

2008年11月18日 | 映画(2007-08年公開)
 アンの挑むような眼差しが印象的 アン・ブーリンとヘンリー8世、その血筋が後にイングランドを発展させた 時代は16世紀、イングランド王ヘンリー8世を巡る、アン・ブーリンとその妹メアリ(史実は姉妹の生年が不詳なので、実際どちらが年長なのかも不詳らしい)の愛憎の物語。 王族間では政略結婚が当たり前の時代、新興貴族のトーマス・ブーリン卿は、ヘンリー8世が王妃キャサリンとの間に世継ぎの男児が生まれな . . . 本文を読む
コメント

(27)レッドクリフ partⅠ(米、中、日、台、韓合作)

2008年11月01日 | 映画(2007-08年公開)
『三国志』と言う壮大な歴史物語の中の「赤壁の戦い」を映像化した本作を、映画の日の今日、見て来た。と言っても私は『三国志』自体をあまり知らない。しかし、『三国志』を知らなくとも、ジョン・ウーならではの演出で、”エンタメ系”歴史スペクタクル、アクション巨編として十分楽しめた。そもそも映画と原作(or史実)は別物と考えて見た方が、映画は映画として心から楽しめると経験的に学んでいるし、原作を知らなかっ . . . 本文を読む
コメント

(26)しあわせのかおり~幸福的馨香~

2008年10月25日 | 映画(2007-08年公開)
見終わった後、思わず中華料理を食べに行った… いつにも増して、おいしかった(笑) 今年も例年通り、見ている本数としては圧倒的に洋画が多いはずなのに、なぜか心に残る、ここに感想を書かずにはおれない作品は邦画が割合に多い。この作品も、そんな1本。 舞台は金沢。しかし、私の知る金沢ではない。観光客が見ることのない、すっぴんの金沢。地元の人々の生活が息づく、ジモッティな金沢。 デパート営業部勤務 . . . 本文を読む
コメント (5)

(25)イーグル・アイ(試写会にて)

2008年10月13日 | 映画(2007-08年公開)
去る10月9日(木)に東京国際フォーラムで開催された『イーグル・アイ プレミアムナイト ~一夜限りの試写会~』に行って来ました。主催者発表では約5000人の来場者だったとか。 上映前に約30分のイベントがありましたが、関係者で実際に会場に来たのはD・J・カルーソー監督のみ、主演のシャイア・ラブーフは次回作『トランスフォーマー2』の撮影が押して来日は叶わず、ビデオ・レターでの参加でした。他にゲスト . . . 本文を読む
コメント (8)

(24)アメコミ映画三昧(『アイアンマン』他)

2008年10月01日 | 映画(2007-08年公開)
 天才トニー・スターク、パワードスーツ開発中… 何だかんだ言って、アメコミ(Marvel ComicsやDC Comics)の映画化作品は結構見ている。今年だけでも『インクレディブル・ハルク』(超人ハルク)、『ダークナイト』(バットマン)、『アイアンマン』(アイアンマン)を見た。 過去には『スパイダーマン』『X-メン』『デアデビル』『ファンタスティック・フォー』『ゴーストライダー』『ブレイド . . . 本文を読む
コメント

(23)おくりびと(試写会にて)

2008年09月01日 | 映画(2007-08年公開)
「人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと…」 見終わった後、このコピーが心の中で何度もこだました。自身の親が老い、友人の中には既に親を見送った者も少なくない年代であるがゆえに、身につまされる物語だった。死は見えないだけで、実は日常と隣り合わせに存在する。愛する者、身近な者の死にどう向き合うか?死者をいかに見送るか、否応なく考えさせられる作品である。 最近義父を見送ったと言う友人との鑑賞 . . . 本文を読む
コメント

(22)アクロス・ザ・ユニバース(Across the Universe、米)

2008年08月21日 | 映画(2007-08年公開)
60年代を駆け抜けた伝説的バンド、ザ・ビートルズの楽曲33曲に乗せて綴られる青春物語。初めに物語ありき、ではなく、既存の曲をつなぎ合わせて物語を紡ぐと言うスタイルは、数年前にロンドン・ウエストエンドで見た舞台ミュージカル『マンマ・ミーア』が記憶に新しい。本作は、NY・ブロードウエイでディズニーアニメ『ライオンキング』の舞台ミュージカル化を大成功させた気鋭の演出家ジュリー・テイモアが、初めて手が . . . 本文を読む
コメント

(21)旅するジーンズと19歳の旅立ち(2008年、米)

2008年08月08日 | 映画(2007-08年公開)
16歳のあの夏から3年…     この夏、”彼女たち”が帰って来た!  なんと言っても、4人の個性の輝きが素晴らしい!! 急遽世界上映が決まったとのことで、きちんとしたプロモーションもなし(TVのスポットCMがたまに流れる位で、公式サイトに . . . 本文を読む
コメント