Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ステレオタイプの赤ひげ観

2008-01-07 | 想い・雑感
赤ひげへの幻想というのは根強いものがある
比較的多くの人が
赤ひげは私財を投げ打ち
お金のない人に無料で医療を施した
と思っている節がある

ところが正解は
医療にはどうしてもお金が必要だから
お上からお金を何とか搾り取って
養生所の資金に充てていたということだ
つまり医療に必要な予算を調達していたのだ

よく赤ひげ先生礼賛の様な文を見かけるが
予算折衝を現代の医者に求めても筋違い
医療に必要なお金を整備するのは
厚生労働省のお仕事のはずである

資金調達という意味での赤ひげの役割は
厚生労働省に求めるのが筋である

ところが

今や国民の健康にかなりの危害を加えるのが
厚生労働省であるとの様相を呈してきた

私たちの医療をよくしていくためには
国民と医療者の声を反映していくのが良いだろうし
その声を集約してシステムにしていくのが役人の仕事だろうに
省の利益のために行動しているとしか思えないような面がある
そして財務省の方向を見て活動しているとしか思えない節がある

国民の健康を第一に考える姿勢を見せて欲しいものである

もちろん患者さんを一生懸命診るのは
医者の役目
そこをいい加減にしてはいけない