Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

自分では面食いだと思っている

2008-01-22 | 想い・雑感
面食いじゃないね
などと友達に言われたことがある
どうも一般的に美人と言われる人でないひとと
ご縁があったからなのだろう
私だって美人といわれる人は
やはり美しい!!と思うわけだが
たまたま美人とまではいかない人と縁があったと言うだけだ
そしてそういう人の中に
自分と合うところや 美しさを見つけたと言うだけだ
自分が良いと思えば
それが真実であり現実なのだから
人からとやかく言われる筋合いの物ではない
私はあくまで面食いである

どうも現代日本では
均一性が尊ばれるようである
美の基準があるようなことを言う人もある
工業製品が均質であることは大切であろうが
人の感じ方や考え方まで均質であったりすると
それは気持ちが悪いというか
恐ろしいことである

新聞の記事など
どの新聞を読んでも同じ
であることは珍しくない
情報や情報に対する考え方までも
均質でなければならないかの如くである

マニュアル化社会というのは
均質性を求めると共に
手間を少しでも省き
そこに合理性を見ようとする社会なのだろう
一人一人のことはおいといて
さっさと次に進みましょう
という社会なのだろう

あまりにも均質さを求める社会になってきたからこそ
言葉の上では個性の重要性を訴えるのかも知れない

肉体年齢

2008-01-22 | 医療・病気・いのち
心身に関しては様々な個人差があります
加齢の度合いにもかなり個人差があります
50代後半くらいからは
肉体年齢は人によってどんどん違ってきます

えっ!!70歳!!!と思うような
60歳くらいにしか見えない方から
80歳にはなっているだろうとしか考えられないような方まで
その差は驚くほど大きなものです

胃癌のために84歳で手術をした方(Sさん)がおられます
手術をするときも70代前半という印象でした
進行胃癌にも関わらず無事5年以上経過しました
途中で大腸ポリープを内視鏡下に切除する治療も受けました
今年の2月には90歳です
息子さん二人は遠方に住んでおり一人住まいです
病院にも一人で来られます
日常生活はすべて自分でやっています

こういう方を拝見すると
人を年齢で区分けして
受けられるサービスに差をつけるというのは
全く実態を見ていない発想だろうと思います

75歳以上の後期高齢者に対する医療に制限を加えることになるであろう
後期高齢者医療制度はまさにその典型でしょう
一人ひとりが違うのだから
その人に必要な医療を一人ひとり違うはず
そこを考えずに
全部平均値でみる発想ですべてを判断するのは
あまりに医療のあり方と相容れない思考と思います

Sさんにとって
胃癌の手術も
ポリープの切除も
必要な医療でしたし
意義あるものだったと思います
このような方に対し
年齢だけで提供する医療に制限を加えることが
正しいことなのでしょうか