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news commentary

お使い小僧

2019-06-23 21:01:28 | Weblog

5月下旬、トランプ米大統領が国賓として日本を訪問し、相撲を見たり、日本の天皇に会ったり、安部日本国首相とゴルフをしたり、暇をみて首脳会談をしたりした。

そのあと、6月に入って安倍首相が、おそらくトランプ大統領の意を受けて、イランを訪問して、ロウハニ大統領や最高指導者のハメネイ師とあった。かっこよく仲介の旅と銘打ったのだが。

そのさなかの6月13日、ホルムズ海峡付近で日本のタンカーが攻撃を受けた。襲撃の犯人は誰か。正確なことはまだわかっていない。安倍首相のイラン訪問の最中に日本のタンカーを攻撃して、そのことで得するのは誰か。それもまだわかっていない。

そのあと、トランプ米大統領がイラン攻撃を命じた。しかし、攻撃開始の10分前にトランプ大統領が攻撃を中止する命令を出した。イラン攻撃は本気だったのか演技なのか、それもまだわからない。

安倍首相がイランを訪問して2人のイラン指導者と面談して、どのような結果になったのか、詳しいことは明らかになっていない。安倍首相が2人のイラン指導者から感じた、対米交渉についてのニュアンスは、もちろん公に語られていない。

何かしら重要なヒントでも得ていれば、安倍首相は仲介者として米国に飛び、トランプ大統領に直接説明していただろう。それがなかったということは、アメリカ・イラン仲介の旅は空振りに終わった可能性が高い。

彼はイランへ何をしに行ったのだろうか? 例によって、外遊に決まっている。

 

(2019.6.23 花崎泰雄)

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居眠り

2019-06-10 23:57:04 | Weblog

先ごろ秋田市で行われた「イージス・アショア」の住民説明会で、防衛省の職員が居眠りをしていたととがめられた。

東北防衛局長が謝罪し、防衛大臣が「不適切だった」ことを認め、内閣官房長官が「緊張感を持って」と叱咤した。防衛省は居眠りをした職員を口頭で注意した。

秋田県知事は新屋演習場を「適地」とした防衛省調査に誤りあったことで、「話は振り出しに戻った」と述べた。

過去の黒海の予算委員会審議国会中継で、野党議員の質問を子守唄にして、大臣席でウトウトしている姿が何度も写しだされている。

不適切だったと認めた人はいなかった。緊張感を持ってといった人もいなかった。厳重注意した人もいなかった。

(2019.6.10 花崎泰雄)

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