へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

暑い京都で美術めぐり

2011-08-13 20:59:00 | ノンジャンル
せっかくのお休みなので、京都に行ってきました。

昼過ぎに七条駅に着いたら、予想を上回る暑さ。
那須や日光で「あついあつい」言ってた自分が恨めしいです。

第1目標。

京都国立博物館の「百獣の楽園」展。
美術の中の、動物に注目しようという展覧会です。

1,000円で、展示数も半端なく、おまけに空いていてとてもよかった。
日本と中国のものを中心に展示していて、
初めてじっくり日本画というものを見ることができました。
繊細な描写にびっくりしました。

そして、長沢芦雪という江戸時代の絵師の襖絵がたくさんあったのですが、
とても感銘を受けました。イイ…。
帰って調べてみたら、動物画をたくさん描いていた人なんですね。
生き物が好きだったんだろうなあ。


で、これだけで帰るのももったいないと、京都市美術館の
フェルメールのラブレター展」まで足を運んだ、のですが。

家を出る前に調べたら「待ち時間0分」だったのに、
着いてみたら待ち20分。
まあ、みんな出だしが遅いのね、考えることは一緒ね~

でも待ち時間があるってことは、それだけ会場が混んでいるってことで…
もともと、展示されている作品が緻密な絵ばかりで、
顔を寄せてそばで見たいのですよ。
でも混みすぎて、それができん。

そして、下調べをしていかなかった自分のせいなんですが・・・
フェルメール、たった3点しかありません。
だったら展覧会の名前に「フェルメールの…」なんてつけるのは、誇大広告でっせ。
そういえば最近の美術系TVプログラム、ことごとくフェルメールでしたよね。
メディアひっくるめての戦略かい。
と、なんか消化不良でした。
フェルメールってんで、てっきりターバンの少女の絵が見れると思ってた、
私がバカなんですよ、はいはい。


その後は三条まで戻って鴨川沿いを散策。


「京の七夕」というイベントをやっていました。
たぶん、仙台の七夕祭りになぞらえて。
堀川会場とやらでは東北支援のイベントもあったようですが。
例の送り火の云々の件があった後では、そんなのもしらけるばかりですな。
(主催がまったく別なんでしょうが。それでも京都というだけで。)
ああ、また義捐金を募金しようと固く誓ったわけであります。

帰りの電車に乗ったら乗ったで、首都圏から旅行と思しき若者らが
「この電車、常識はずれじゃない?」
「(木津川辺りの風景を見て)こんな場所、まるっきり○○www←関東の地名」
などと、ひたすらバカにする発言ばかり。
せっかく旅行にきてまで、よその土地をバカにしかできないなんて、なんてさもしい人たち。
しかし、その発言にいちいち腹を立ててしまう自分にも腹立たしく。

暑さもきわまって、行きつけの店でうまいビール。

はあ~、生き返る。
ってんで、結果オーライになった、お盆の初日でした。