へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

酒びたりの2日間

2022-08-12 14:31:51 | 日記
家にいても鬱屈がたまる一方なので、また近場の大浴場のある安いホテルを予約した。
8/10、夫が帰宅し昼ご飯を食べさせたのち、3:20のバスで出発。
まっすぐホテルに向かい、部屋で涼んだのちに早速大浴場へ。
脱衣所の作りがへんで、ロッカーと洗面台と風呂場への出入り口が一つ所にかたまっているので、少ししか人がいなくてもとても混みあっていてお互いを邪魔に感じてしまう。
風呂の湯は温泉ではなく、真ん中に備長炭が据えられている。思ったよりも湯舟が広い。
ハッピーアワー17時から20時まで、ラウンジでクラフトビールなどが飲み放題になる。
きっちり17時に入り、最後まで居座った。いちばん人が多い時で全体の1/3くらい席が埋まる程度。我々のようにあさましく粘って大量に飲んでいる人はほかにいなかった。
その後散歩に出てセブンイレブンで食料を買い、部屋へ戻る。が、その記憶がない。1時ごろ、夫が2階まで行って温めて来てくれた焼きおにぎりを食べているときに意識がはっきりしてきた。冷蔵庫を開けると、缶ビールなどに混じってふにゃふにゃに溶けたマンゴーのアイスバーがあった(翌朝コップにうつして飲んだ)。

記憶がなくなるまで飲んだにもかかわらず、翌朝はすっきり起きた。
朝ぶろを堪能してチェックアウト。嵐山に行くことに。地下鉄の駅まで歩いていると、汗だくになる。途中でアイスの実を買って食べる。
嵐電に乗るのは初。外には江ノ電の絵が、中の座席はカラフルでかわいい絵がたくさん描いてあった。一律220円という料金も安い。
嵐山駅に着くと、鬼滅の刃の看板などがごちゃごちゃしている。お店も京都に関係ないものやリラックマなどで、全盛期の軽井沢や清里なんかを髣髴とする。しょうもない店に長蛇の列ができているのをしょうもない気分で眺める。
駅の売店でビール祭りをやっていたので、フローズン一番搾りを飲む。普通のビールの上にシャーベット状の泡を載せてくれるが、味は普通のビールの方がおいしく感じた。ただ、こっちの方がぬるまるのが遅いかもしれない。

竹林の道を歩くと、何台も人力車が抜かしていく。この暑いのに、人力車を引いて中腰で進んでいくのは本当にしんどいだろうなあ。1時間お客を載せたとして、いくらくらいもらえるんだろうか。たくさんもらって欲しい。夫とそんな話をすると「前に見たテレビでは、料金の半分は人力車のレンタル代として支払うらしい」と言っていた。歩合制や個人事業主のような雇用体系なのだろうか。
化野念仏寺まで歩いていこうとするも、途中でどっちに向かっても「私有地立ち入り禁止」となってしまい、断念。ぐるっと回って蓮の池を眺め、駅前に戻る。
渡月橋を見てから帰ろうと思い、橋へ。橋と川と山と空が本当にきれいだった。澄んだ水の中に、泳ぐ魚の姿が見えた。
暑い中をただぐるぐる歩いただけだが、楽しかった。

橋の近くのバス停にやってきたバスに乗る。ぐるっと時間をかけて、京阪の四条駅まで。観光客と地元の人が半々くらいの割合で乗っていた。車窓から京都の町が見えるのが楽しい。絶対に入ることのないであろう町中華のメニューなどを見て、味を想像する。途中、松葉づえをついている人が乗ってきて、一人用の座席に座っていた人が席を譲っていた。この人にいいことがありますように。

京阪の駅にあるsizuyaでカルネを2種類買い、中書島へ。京都の帰りは必ず「鳥せい」に寄ってしまう。祝日だし、混んでいるのを覚悟したが空いていた。
暑い中歩いたのであまり食欲もなかったが、鳥ラーメンを食べだすと一気に食欲がわいてきた。夫は「皮のバラ焼き」というおつまみが非常に好きで、2回注文していた。ビール2杯と生原酒を4杯ほど飲んだろうか。2時間が経過して、退出となる。その辺から記憶がまた途絶える。帰りに公設市場で買い物をして、袋に入りきらなかったねぎをはだかで夫が持ってくれた後ろ姿だけがなぜか焼き付いている。夜中の1時に目が覚めて冷蔵庫を開けると、いろいろとものが増えていた。