ぎっくり腰=じたばたするな、ということで、おとなしく寝ています。
うとうと寝たりもしていますが、昨日までより体調(喘息やら喉やら)もずいぶんよいので、がっつり寝ていられず、本など読んだり。
(その本を取りに行くのがこれまた一苦労)
とりあえず、弟から借りて、通勤で半分読んでた「氷菓」(米澤穂信)が読み終わりました。
なかなか面白かった。
主人公は積極的にあれこれしない「省エネ」少年、折木奉太郎。
海外旅行中の姉からの命令で謎の部活「古典部」に入部したところから、彼の省エネ的生活は少しずつかわりはじめ…
といっても大きな事件が起こるわけではなく。
部員が出会ったちょっと奇妙な「なんで?」を、奉太郎が持ち前の優れた状況判断と勘の良さで解き明かす、連作。
事件そのものは「なあんだ」どころか「ふーん」な感じなんだが、不思議と読ませる。
それは高校生が語り手とは思えぬ独特の言い回しの文体と、個性豊かで憎めないキャラクターがなせる技だろう。
登場人物は「こんな高校生、いねーよ」と言いたくなる、まるで70年代のスクール漫画に出てくるような古風なキャラクター。
でもそれが嫌みではなく、作風と合ってさらりと馴染む。
主人公の奉太郎自身が探偵役としてはかなり異質で巻き込まれ型。
仕方なく推理して、解決しても誇らしげでもない。
これで厭世的ならネガティブで暗い感じになるが、彼はただただ「省エネ」。
そこが風変わりな主人公に好感を持たせているャCントかな。
続編も出ているそうなので、また買いに行こうっと。
…腰が治ったら、ね。
うとうと寝たりもしていますが、昨日までより体調(喘息やら喉やら)もずいぶんよいので、がっつり寝ていられず、本など読んだり。
(その本を取りに行くのがこれまた一苦労)
とりあえず、弟から借りて、通勤で半分読んでた「氷菓」(米澤穂信)が読み終わりました。
なかなか面白かった。
主人公は積極的にあれこれしない「省エネ」少年、折木奉太郎。
海外旅行中の姉からの命令で謎の部活「古典部」に入部したところから、彼の省エネ的生活は少しずつかわりはじめ…
といっても大きな事件が起こるわけではなく。
部員が出会ったちょっと奇妙な「なんで?」を、奉太郎が持ち前の優れた状況判断と勘の良さで解き明かす、連作。
事件そのものは「なあんだ」どころか「ふーん」な感じなんだが、不思議と読ませる。
それは高校生が語り手とは思えぬ独特の言い回しの文体と、個性豊かで憎めないキャラクターがなせる技だろう。
登場人物は「こんな高校生、いねーよ」と言いたくなる、まるで70年代のスクール漫画に出てくるような古風なキャラクター。
でもそれが嫌みではなく、作風と合ってさらりと馴染む。
主人公の奉太郎自身が探偵役としてはかなり異質で巻き込まれ型。
仕方なく推理して、解決しても誇らしげでもない。
これで厭世的ならネガティブで暗い感じになるが、彼はただただ「省エネ」。
そこが風変わりな主人公に好感を持たせているャCントかな。
続編も出ているそうなので、また買いに行こうっと。
…腰が治ったら、ね。