きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

告白

2010年07月10日 | 日本
告白  2010年
監督:中島哲也
原作:湊かなえ
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃

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あまりの評判の良さと、友達も絶賛してるので観にいきました
確かに面白かった
松たか子演じる1年B組の担任、森口悠子の淡々とした語り口で告白が始まってから106分
エンディングまでぐいぐい引き込まれて観てしまった

衝撃的な復讐劇なんだけど
テンポがあって重苦しくないのは中島哲也監督だからでしょうか
でもやっぱりこれは原作の面白さなんでしょうね
原作はまだ読んでないですけど、映画を観てるだけでかなり原作に忠実に描かれてるんじゃないという気がしました

映画に引き込まれるというより、復讐の仕方のその発想がすごくて
原作者の湊かなえの頭の中を覗いてみたい気がして(笑)そんなことばっかり考えてました

それと何が怖いって
誰ひとり誰かとコミュニケーションしてない恐ろしさ
怖いよ~~
ざわざわと登場するたくさんの登場人物が
本当にこれは人間なのかと
繋がりの希薄さに気持ち悪くなる映画でした
今の高校生くらいの子にこういう感情持ったことあります
一人一人は良い子なんだけど、、

人の命が軽いか重いか、、などどいうテーマ以前の怖さだわ
松たか子も良かったけど
モンスターペアレントの母親役の木村佳乃も良かった
こういう毒のある映画、好きです

でも、どっかで原作を読めば充分かなぁ、、、と考える私は
かなりの天邪鬼なんだと自分でちょっと嫌になった次第です(笑)

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ある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が告白を始める
数ヵ月前、シングルマザーの森口が学校に連れてきていた一人娘の愛美(芦田愛菜)がプールで死亡した事件は警察が断定した事故などではなく、このクラスの生徒、犯人Aと犯人Bによる殺人だったと言い、少年法に守られた彼らを警察に委ねるのではなく、自分の手で処罰すると宣言するのだった
その後、森口は学校を辞め事情を知らない熱血教師のウェルテルこと寺田良輝(岡田将生)が新担任としてクラスにやってくる
そんな中、以前と変らぬ様子の犯人Aはクラスでイジメの標的となり、一方の犯人Bはひきこもりとなる