きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ぼくらの落第先生

2010年07月16日 | 韓国
ぼくらの落第先生(原題:선생 김봉두)  2003年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:チャン・ギュソン 
出演:チャ・スンウォン、ピョン・ヒボン

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面白かった~
それにしても韓国って本当にあそこまで賄賂が当たり前にあるの?
これはもうその国の文化か?(笑)

原題は「先生、キムボンドゥ」
キムは金、ボンドゥは封筒という意味
封筒はこの映画のキーアイテムなんだけど
このタイトルまんまじゃん(笑)
笑えるタイトルだけどそのまんま邦題のタイトルにしても可笑しくもなんともないよね
でも「ぼくらの落第先生」もなぁ
私ならずらっと並んだタイトルのなかで、こんなベタなタイトルの映画は手に取らないと思うんですけど、観てみたら面白い映画でビックリ!です

チャ・スンウォン演じるキム・ボンドゥは教育意欲がまったくないどころか
生徒の親に袖の下を要求して小銭稼ぎばかりする先生なんですよね
金のあるところには平気でへりくだるし
まずそれに驚くばかりなんだけど
不思議なことに悪い奴に見えないってとこがチャ・スンウォンの魅力でしょうか

前半は最低ダメダメ先生のやることに笑えて
ラストは泣かせる
いや、わかってても気持ちよくはまってしまった。という感じです

サッカーで先生が遠くに蹴るボールを生徒がワンコみたいに追っかけるシーンは笑えた
なにがいいって、やっぱりこの分校の5人の生徒よね
あんなに純真な子供達に慕われたらボンドゥ先生程度の俗悪さは洗い流されますよな~

そして、重要な役割をしてたのがチェ老人のピョン・ヒボン
このちょっとかわった文盲のおじいさんは、アメリカの孫からの手紙が読みたくて勉強しにくるんだけど、彼が学ぶことの原点を教えてくれます

「大統領の理髪師」で息子ナガン、「国家代表」で選手団の末っ子ポングを演じたイ・ジェウン君、彼が演じるヤン・ソソクがちょっと泣かせます

笑えて泣かせてベタベタしない、とっても程よい面白い映画でした


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ソウルの小学校に勤めるキム・ボンドゥ先生(チャ・スンウォン)はほぼ毎日遅刻する働く意欲のないダメ教師、さらには生徒の父母に対して金品を要求しその生徒を優遇する始末だ。ある日、彼は生徒が5人しかいない田舎の学校に赴任させられてしまう。そこは煙草を買う店もないくらいの田舎町だった。欲求不満に陥ったキム先生は「ソウルに早く戻るためにはどうしたら良いか?」と真剣に考える。そして浮かんだのは生徒をソウルに転向させ学校を廃校にしてしまうというアイディアだった。


チャーミング・ガール

2010年07月16日 | 韓国
チャーミング・ガール(原題:여자,정혜)  2005年  
監督:イ・ユンギ
出演:キム・ジス、ファン・ジョンミン

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ドラマで不動の人気を得ていたキム・ジスの映画デビュー作品
1作目でこういう作品を選ぶってすごいと思う

誰でも知ってると思うけどキム・ジスはとても綺麗な女性

そんな彼女(チョンヘ)は29才
職場に近い公団住宅にひとりで暮らす
毎朝同じ時間に目覚ましで起き
バスに乗って通勤し
郵便局で仕事をして
市場で買い物して帰り
家に帰ってTVショッピングの番組を見て
日曜日は観葉植物の手入れをして過ごす

そんな単調な毎日を延々と観続ける
セリフも普通の日常会話だけで(同僚と交わす会話)
黙々と食事して(食事シーン多かったですね)
最初、この映画どうなるんだろーと思いました

彼女の淡々とした日常を見ながら
この人は今までどんな生活をしてきたのかな、、とか
何を考えてるだろ、、とか
いろいろ考えちゃうんですよね

別れた旦那が登場してもうすぐ結婚するんだと告げる
それでも無表情の彼女

そうしているうちに、彼女がふと思い出す過去の出来事から
今に至るまでのことが少しだけわかってくる
子供の頃に受けた心の傷を癒せないまま
記憶を封じ込めて感情を閉じ込めて生きていたチョンヘ

淡々とした静かな映画なんだけど
面白かった
感情が大きく揺れるところは少ないんだけど
劇的に何かが起こったわけじゃないんだけど
彼女がとても重要な大きな何かを乗り越えて人生を一つ前に進んだ瞬間を
覗き見した気分です

共演のファン・ジョンミン
これは共演といえるのかと思うくらいの少ない出演分量でしたね~

初メガホンのイ・ユンギ監督が「シナリオは僕が読んでもつまらないもの」でこれを受ける俳優はいないと言われけど、「キム・ジスさんとファン・ジョンミンさんはシナリオを読んで魅了を感じてくれた」ってインタビューで答えてました

とても静かで、とても素敵な映画でした

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チョンヘ(キム・ジス)は郵便局で働くひとり暮らしの29才の女性。TVショッピングをして、捨てられていた子猫を飼い、誰も訪れることのない自分の部屋で静かに過ごす日曜の午後が最も平和な時間だ。淡々とした彼女の日常でチョンヘの中で少しずつ何かが変わってきていた。