きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

国境の南側

2010年07月21日 | 韓国
約束(原題:国境の南側 국경의 남쪽)  2006年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:アン・パンソク 
出演:チャ・スンウォン、チョ・イジン、シム・ヘジン

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「国境の南側」は原題
日本人にはピンと来ないタイトルだし内容的にも「約束」がピッタリだとは思うけど
「約束」っていう映画ほかにもあったよね~、確か
こっちの方が区別つきやすいので「国境の南側」でエントリあげました

先日「クロッシング」を見てきたもんですから脱北する話なんだなぁって思って若干気が重かったんです
クロッシングは本当に良い映画だったけど、辛い映画は見るには気合が必要だもん

でもこの映画、ラブストーリだったのね

彼女は親に勧められて結婚を決意したもののどうしてもソノが忘れられなくて
家族を捨てて決死の覚悟で脱北してきた
しかし彼女が結婚したと思ったソノは結婚していた


下手すると食傷気味なベタベタなラブストーリにもなっちゃいそうなんだけど
これ、かなーり面白かったです

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本国では興行的にはいまひとつだったらしいですけど
大ヒット作品でも実際に観るとそうでもないなぁってのもあるし
感覚が違うんでしょうかね~

ソノ一家が頼みにしていた祖父が亡くなって親戚も頼れず
言葉から北から来たとすぐにわかってしまい、疎外感を感じ
ストレスを抱えながらソウルで慣れない生活を送る様子が上手く描かれてました
戸惑いながらソノが資本主義で動く南の生活にだんだん馴染んでいくのがよくわかって
チャ・スンウォンいいわ~

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結婚して、開業した食堂もなんとか形になってきた頃に
あなたの婚約者が脱北してきましたと知らせが入って、、

そのあとは、メロドラマの定番みたいなのでもあり、、(笑)
でもすごくいいシーンがたくさんありました

2人で逃げてった海の見える田舎
あれってドラマ「悲しき恋歌」で登場したウェモンマウル(ドラマではそう言ってた)じゃないですか? 2人が泊まった宿も、バス停もそっくり同じでした
それだけでも懐かしくて切なくなってきちゃいました

こっちでは愛してるって言う時に、頭の上に「桃」を作るんだぜ
っていうシーン、、良かったですね~

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辛いすれ違いのメローなんだけど
救われるのはヨナが弱い女性じゃなくて聡明で逞しいってこと
それはソノの奥さんにも言えますね
出演分量はそれほどたくさんじゃなかったけど
ソウルで孤独に生きてきたギョンジュがソノと出会って結婚して
ソノの家族と幸せに暮らす様がとても自然に感じられました
2人は第44回大鐘賞映画祭で女優助演賞(シム・ヘジン)新人女優賞(チョ・イジン)を受賞しています

エンディングは涙が出たけど
これってハッピーエンドよね

ところでアン・パンソク監督って
ドラマ「白い巨塔」を撮ったあのアン・パンソク監督さんでしょうか、、、

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2001年ピョンヤン、楽団でホルンを演奏するソノ(チャ・スンウォン)は出生身分もよく家族と共に穏やかに暮らし、恋人ヨナ(チョ・イジン)との結婚を夢見ていた。しかしある日、家族が韓国の親族と連絡を取り合っていることが保衛部に感づかれ一家で亡命を決意する。ヨナは家族と一緒に準備して待っているから必ず迎えをよこしてほしいと言い、ソノは約束を交わし旅立った。韓国での厳しい暮らしの中で必死に働いて彼女の脱北資金を貯めようとするソノ。しかし彼のもとにヨナが北で結婚したという知らせが届く。