きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

一命

2011年10月23日 | 日本
一命  2011年
監督:三池崇史
出演:市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司

一命

堪能いたしました☆

時代劇なのになぜか3Dということで話題
私は映画の3Dは全く興味がなくて、だって3Dってアトラクションよね
アバターで初3Dを経験したけど、そりゃ綺麗でしたよ
空を飛んでる時は本当に自分も空を飛んでる気分になりました
でも字幕を読みつつの3Dだったので目が疲れたことと
あんまり映画の本質には関係ない気がしたので、あれで1回経験したからいいかなぁ

ということで、2Dて観たんですけど、それでも立体感のある綺麗が映像で驚きました
江戸時代の武家屋敷や貧乏長屋に入り込んだ感覚があって、あの映像を見たら、「一命」に関してはちょっと3Dも体験してみたい気持ちありです

映画って映画館で観た方が断然面白いんだけど
別に家でDVDで観てもいいかも~って映画多い気がするんですよね
最近のテレビって大きいし綺麗だし(そういう問題じゃないですけどね)
でも「一命」は絶対スクリーンだなぁ
テレビではあの感じは伝わってこない

切腹という行為が外国の人に正しく伝わるのは難しいと思う
、、という私にだってとうてい理解できることではないですけど、、、
冒頭の瑛太の竹光での切腹シーンは辛くて途中で目を伏せました

いろんなこと示唆した映画ね
日本人の「礼節」や「威厳」に対する精神は武士道から始まっている

今の時代と鏡みたいに同じ
江戸幕府おかかえ藩の武士は一流企業の社員で
会社が倒産して職を失ったり就職難で職がなく結婚すらもできない若者や貧乏浪人
そんななかで「武士道」という精神を貫く人間の悲しさ、美しさですかね
「武士に二言はない」という言葉がやたらと胸に突き刺さりました
最近言葉が軽くなってる気がするから、、

市川海老蔵の娘の婿が瑛太という設定は、年齢的にかなり無理があるんだけど
意外とそんなに気にならなかった
その時代は結婚して子供ができる年齢も今よりはるかに若かったでしょうしね

武家社会における面子を守る井伊家家老、役所広司さすがです

市川海老蔵の所作が綺麗で素晴らしかった
あれはやっぱり演技を超えてますから
ラストの役所広司とのやり取りと、立ち回りの殺気はさすがです
見応えがある映画でした



江戸時代初頭、大名の御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人たちの間では、裕福な大名屋敷に押しかけて切腹を申し出ると面倒を避けたい屋敷側から金銭を与えられることを利用した「狂言切腹」が流行していた。そんなある日、名門・井伊家の門前に切腹を願い出る1人の侍・津雲半四郎が現れ、井伊家の家老・斉藤勘解由を前に驚くべき真実を語り始める。


僕たちは世界を変えることができない。

2011年10月23日 | 日本
僕たちは世界を変えることができない。  2011年
     But, we wanna build a school in Cambodia.  
監督:深作健太
出演:向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨

僕たちは世界を変えることができない。


原作は、当時医学部の大学生だった葉田甲太さんが書いた体験記
彼は今はお医者さんになっているらしいです

実際にあった物語なので、キッカケも地味で普通
150万円っていう金額もリアリティがあって、だっていまどき大学生が何人か集まってバイトしたら貯められない金額じゃないもんね
かかわった企業がいかにも、あーあそこねーってわかるところも当時のリアルな感じが伝わってきて面白かった

ともかく素直に感動する映画
これであーだこーだといちゃもんをつける人がいたら心が曲がってるわね(笑)

途中でなんだかウルルンっぽい雰囲気になってきて
まるでドキュメンタリー作品風
カンボジアの内戦とポルポト派政権下の残酷な傷痕は衝撃的なんだけど
そういう部分がありながら自然に物語が作られてます

なんてたって、4人の大学生のキャラクタの組み合わせがいいんですよね
今をトキメク向井理くんがあか抜けない大学生がピッタリで笑っちゃった
どー考えてもあり得ない感じで女の子にフラれるシーンは思わず笑いが漏れてました
だって彼はフラれてばかりなんだもん
私は柄本佑の絶妙な台詞に何度か笑いました

日本人ってボランティアを理屈から考えるところがあると思うけど
小さな善意は大きな力になるってこと体で感じることが必要よね
それと、もっと世界に出ていくべきよね
若者だけとは言わない、狭い視野の中で生きてちゃだめだと感じました



バイトしてコンパに行ってベンキョーして……不満はないけど、なんだか物足りない。これが医大に通う2年生・コータこと田中甲太(向井理)の現実だ。そんなある日、コータは郵便局に置かれた海外支援案内のパンフレットを手にする。そこには「あなたの150万の寄付でカンボジアに屋根のある小学校が建ちます」と書かれていた。頭の中で何かが弾けたコータは「カンボジアに小学校を建てよう」と知り合い全員にメールを送信。ところがコータのもとに集まったのはたったの3人。いつもの仲間の芝山(柄本佑)と矢野(窪田正孝)、そして合コンで知り合った本田(松坂桃李)だった。