校庭に残っていた雪も姿を消し、風も暖かく感じられるようになりました。
早いもので黒松内に来てから、1ヶ月が経ちました。
今までは大学生として生活してきたので、
毎日が忙しく、自分自身について考える暇もなく、
勉学、部活、バイトなどをして過ごしてきました。
そんななかで生活してきた私にとって
ゆったりとした時の流れの中で
「自分自身」
「自然」
「生活」
を見つめることができるのは幸せなことだと思います。
新しい環境のなかで生活していくことは大変ではありましたが、
慣れてくるといろいろなものが見えてくるものです。
まず、大きく変わったなぁと思うことは
「視点」ですね。
冬芽を少し拝借して、観察しているのですが、
これがかわいくてたまりません。
自分の子どものように成長を見るのが楽しいです。
このことがきっかけか、
道を歩くとき、山を歩くときに自然と目がいってしまいます・・・
自然と行っている行動なので、
意識はしていませんでしたが、
道を歩くとき、ふと立ち止まり、
冬芽を顔の近くでジーっと見ている自分が存在していることを考えると
自分でも驚くほど変わったと思います。
他には、畑の石、雑草取りやビニルハウスを一から組み立てたのですが、
これがなかなか大変な作業であることを体感。
農業をしている方々への視点が変わりました。
私の祖母は農業を行っているので、
野菜やお米は当たり前のようにいつも簡単にもらうことができていたのですが、
この作業をすることで農業を行う難しさ、厳しさ、楽しさ、
そして何よりも祖母の凄さを感じずにはいられませんでした。
「食」につながるまでの行程が
こんなにも大変で、おもしろいものであることを知る、
生きていく上でとても大切な学びをすることができました。
黒松内に来て約1ヶ月。
まだまだ私が知らない魅力はたくさんあると思います。
これからもたくさんのものを見聞き、体験し、
「新しい自分」を発見、発掘していこうと思います。