こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

本を届ける

2019年08月06日 01時28分08秒 | エッセ
うだるような暑さの中、
黙々と歩くこと50分ばかり。
家に着いたときは
息も絶え絶えといっても過言ではない。
それでも朝からお出かけだと、
必ずポスト確認をやってのける。
今日は郵便物が届いていました。
小さいころから自分あての郵便物は
ワクワクするものがあります。
一通は娘あてで、
もう一通は私宛の大型封筒。
表に「みつばち文庫当選」と朱文字の表記が。
どうやら今年も
みつばち文庫プレンゼントキャンペーンに当選したようです。
山田養蜂場さんの
小学校に10冊の書籍を寄贈する趣旨のキャンペーンです。
ここ数年連続して
わが母校の小学校へ寄贈をしていただいています。
感謝してもし足りないいい企画だと思っています。
本離れが顕著な今の社会を生きる子供たちに、
良書を送り届けて、
すこしでも本を読む楽しみを
味わってもらえればと願ってやみません。

私の体験で恐縮ですが、
子供のころからひどい人見知りな子供で、
友達の一人も作れない情けない日々を送っていました。
学校でも常に孤独で、
先生の目にも留まらない児童でした。
学校に行くのがイヤで
毎朝ぐずっては母を困らせていたものです。
そのまま行けば、
今でいう引きこもりになってしまったのは明白でした。
そんな私が出会ったのは図書室、
所狭しと並んだ本本、本!
魅入られでもしたかのように足を踏み入れました。
そして一冊の児童書を手にしたのです。
「15少年漂流記」だったと記憶しています。
本は根暗な子供をやさしく迎え入れてくれました。
読み終えたとき、
私の世界は一変したのです。
毎日遊び時間は図書室で本を読みふけりました。
本はいろいろな知識を与えてくれました。
そして生き方すら示してくれたのです。
中学校まで私の友達は本でした。
そして先生でもあったのです。
高校に進んだとき、
私が本から得た生きる意味が、
私を大きく成長させてくれていました。
高校時代に初めて友達ができ、
なんと親友まで作れたのです。
社会に出ても本が人生のバイブルでした。
本好きが高じて書店に勤務。
そこで恋をし、失恋も。
書店の常連だった小学校の先生に出会ったのが、
今の私の起点です。
先生に誘われアマ演劇に参加。
水にあったのか、スター扱いされるまでに。
10年後、
自分でアマ劇団を作り、
創作活動に没頭したのです。
すべてが本との二人三脚でした。

そして今の私がいます。
子供4人、芝居を通じて知り合った妻との生活が
40年以上続いています。
そして細々と文章を書くことで
余生が豊かに送れてています。

どうです?
本の力はこんなにもすごいのです。
本の魅力を語れる人の出会いを求めて、
我が家でまちライブラリーをやっています。
1500冊余りを蔵書に、
好きな本を薦め薦められるカエボンミニ図書館です。
ぜひ、
あなたの好きな本をお持ちになって、
片田舎にある自然豊かなまちライブラリーを訪れてみてください。
こーひをたしなみながら、
癒しの時間を一緒に紡ぎましょう。(大歓迎します。笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする