こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

姫路ゆかたまつり

2020年06月25日 01時35分24秒 | つぶやき
地元のサイサイ祭りが中止。
各地の夏祭りがコロナの影響で
軒並み中止の方向らしい。
あの姫路の長壁神社浴衣まつりも中止だ。
二十代から三十代にかけて
姫路に住んでいたことがある。
勿論独身ひとり暮らしである。
風の通らない部屋を間借りしていたっけ。
いまは移転しているが
姫路城の側にあった
姫路商工会議所内の
レストラン「清交倶楽部」のコックだった。
並行してアマ劇団「混沌」で芝居に打ち込んでもいた。
生真面目で人見知りの激しい性格を
少しでもカイゼンしたかったのだ。
舞台では確かに人が変わったような演技をするまでになtったが、
プライベートでは改善の兆しすら手にできなかった。
孤独の影を背負った私なのに、
ある日、劇団に入団したばかりの高校生に誘われたのが、
浴衣まつりへの同伴だった。
「今夏は一緒に行く相手がいないんです。Sさん連れて行ってください」
何を言われているか分からないほど内心の驚きといったら。
それまでに対等に女性と付き合った経験なし。
しかも相手は高校生。
どうしていいかまず分からない。
そんな頼りない私をリードしてくれたのは彼女の方。
おかげで金魚すくい、くじ引き、的あて、りんご飴、綿あめ……
情けないことにすべて初体験だった。
幸せな気分に満ちた私に、
別れ際に彼女の一言。
「またお城まつり、連れて行ってくださいね。とても楽しかったです」
どんな状況に陥ったか、余人には想像もつかないですよね。(苦笑)

人生初のデートを思い出させてくれた
浴衣まつり中止のニュースだった。
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