老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

39;運占い

2017-04-22 21:20:14 | 春夏秋冬

僕の名前は「beagle元気です」
僕をモデルにしたのが Snoopy である
家のなかでいつも留守番役をしている僕
今日はそのご褒美で ドライブ
ママは運転手 僕は見晴らしのいい助手席
後部座席にいるパパが気になり
流し目でチラリ
顎のせに最適なシートで~す
朝夕元気に連れられ散歩するパパ
僕の健康な「うん」を拾い
今日も「運占い」をするパパであった。 

38;アナログ腕時計がスタート

2017-04-22 10:06:29 | 春夏秋冬
妻の実家の庭に咲いていたパンジー
パンジーの花言葉は「私を思って」「もの思い」

アナログ腕時計の電池を入れ替え
二つの針を動かす
短針は「継続」
遅々とした時速ではあるけれど
時間を刻み継続させている
長針は「行動」
悩み後悔していても
分刻みの速さで時間は流れ去る
いまなすべきことを
行動したものが
「果実」を得る

いま ここから
長針と短針の二つの針をスタートさせる
12時間のなかで
長針と短針は
何回重なり合うのであろうか・・・・


37;不揃いのチュウリップ

2017-04-22 05:15:06 | 春夏秋冬
不揃いのチュウリップ
一列には並んでいないチュウリップ
チュウリップの花は色褪せ
花びらが落ちるのは間もなくか
赤や黄や白などいろいろな色の花を
楽しませてくれた
「ありがとう! チュウリップ」

36;床に臨む

2017-04-22 04:56:01 | 介護の深淵
今年咲いた梨の花

時間は砂時計のようなものであるのかもしれない。
落ち往く砂は早く 残された砂は少なくなってきた。
老人にとっても 
わたしとっても 
残された砂のように 大切な時間である。
老人の顔に深く刻みこまれた皺、
節くれだった手指から、
わたしはなにを感じながら 
なにを話すのでしょうか。

病院のなかで“臨床経験”という言葉をよく耳にする。
読んで字の如く「床に臨む」となり、
「床」つまりベッドに寝ている人は患者=病人であり、「臨む人」は医師や看護師である。
直訳すると ベッドで痛み苦しみを抱きながら病魔と闘っている患者に対し、
向き合っている医師、看護師は 何を為さねばならないのか。
介護の世界においても同じである。
ベッドは畳(たたみ)一畳の限られた時空間のなかで、
寝たきり老人は生活している。
ベッドに臥床(がしょう)している老人と目の前にしたとき、
わたしは どんな言葉をかけし 何を話しかけていくのだろうか。
十年間寝たきりのある老人がいた。
長い間家族から離れ そして友人が住む地域から離れ じっと耐え 生きてきた十年間。
明日のことより 今日 精一杯生きていくことだけを考え、
今日まで生かされてきた。

わたしには 時間がある?
あなたには 時間は残りすくない
わたしの時間を あなたにプレゼントする思いで
ゆっくりと あなたの傍で 話をしてたい