老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

51;菜の花

2017-04-26 18:19:54 | 春夏秋冬
ご訪問いただき、ありがとうございます


福島・阿武隈川の流域では
田んぼに水が入り始めました。
「しろかき」はまだですが
畦道(あぜみち)を歩くと
菜の花が咲いています。
つぼみの緑と黄色の花の
コントラストが素敵です。
鮮やかな黄色が好き
落ち込んでいるとき
菜の花から元気を頂きます。

50;青空に浮かぶ山桜

2017-04-26 16:00:00 | 春夏秋冬

ご訪問ありがとうございます

白河の関を越えると 南陸奥(みなみみちのく)
山のなかに咲く桜はひときわ映える
桜は無常の花のように思う
咲くまでが待ち遠しく
淡い桃色の夜桜に魅惑され
美しく咲く桜の花の命は儚い
桜の花が風に吹かれ散る頃
菜の花が咲き 葉桜となり
春から初夏の風だよりが届く




49;ゆっくりと 時を 過ごしていきたい

2017-04-26 01:23:48 | 春夏秋冬
ご訪問ありがとうございます

青い鳥を追い求め続けてきた
青い鳥は何処にもいなかった
そのことに気づいたとき
私は白髪になっていた
愚かだった
青い鳥は遠くにはなく
私のなかにあることに
気づいた

生活は豊かでなくても
心までは貧しくない
目に見えるものが幸福なのか
幸福は心で感じるもの

私は白髪になり
時間は残り少なくなってきたが
ゆっくりと時を過ごしていくことに決めた

散歩をしているとき
割れたアスファルトの割れ目から
一輪の花が咲いていることに気づいた
与えられた処が悪い環境条件にあっても
そのなかでじっと我慢強く育ち
見事に咲いた花に 拍手喝采

アスファルトの花にも及ばなかった自分
処を転々としたが故に
花を咲かすことはできなかった
与えられた条件のなかで
自分を変えていくことの
大切さを知ったのは
白髪になったとき
いまからでも遅くはない、と
自分を奮い立たせ
いま いる場所で生きてゆく

悠々自適の生活ではないけれど
雨露凌ぎ食べていければ それでいい

清々しい朝の空
beagle元気と散歩するときが至福
元気には悩みがあるのだろうか
(僕だってある!)
散歩時の思索は 内なる世界
老いても心は老けない
心のなかは無限の小宇宙
自然のなかに生息する植物に
想いを寄せ 
生き老い逝くとは
植物は枯れても
巡り来る春に また花は咲く
春の花が羨ましく思う