上手な介護サービスの活用処方 第16話「認定調査の項目」 ⑭
今回から9回にわたり《認知機能》の認定調査の項目になる
認知症の症状があるかないか、チェックを行う
3-1 意思の伝達(能力)
1.調査対象者が意思を他者に伝達できる
2.ときどき伝達できる
3.ほとんで伝達できない
4.できない
1.手段を問わず、常時、誰にでも「意思の伝達」ができる状況をいう
2.通常は、調査対象者が家族等に対して「意思の伝達」ができるが、
その内容や状況などによってはできる時と、できない時がある場合をいう
3.通常は、調査対象者が家族等に対しても、ある事柄や特定の人に対してであれば、まれに「意思の伝達」ができる
認知症があり、「痛い」「腹が減った」「何か食べたい」など、限定された内容のみ「意思の伝達」ができる場合も含む
4.重度の認知症や意識障害によって、「意思の伝達」が全くできない、
或は、「意思の伝達」ができるかどうか判断できない場合をいう
失語症で、手指機能の低下により文字を書くことが出来ず、身振りから「意思の伝達」ができる場合は、「できる」になる