雨の日曜日
今週の日曜日も雨
シトシトよりも雨足の音がする
家の窓から見える桜の樹は
枯葉になり
雨風に引き摺られまいと
必死に枝に纏わりついている
O・ヘンリーの『最後の一葉』を思い出す
雨風で枝から引きちぎられた枯葉は
雨で濡れたアスファルトに落ちた
枯葉は濡れ落ち葉となり
アスファルトにベッタリと張り付き
北風が吹いてても剥がれない
樋口恵子は、定年退職した夫のことを
濡れ落ち葉と呼んでいる
嫌な言葉である
季節外れの台風がまたやって来る
迷惑な話である
空き地の窪みに雨水が溜まると
小さな沼になる
大きな雨滴が落ちると
水面は波紋となり模様が動く
我家の一人息子beagle・genkiにとり
雨振りは恨めしく ストレス模様
毛皮のコートが濡れるのが嫌で散歩はしないgenki
台風21号が通過した後の朝 空は晴れ
雪が降ったときのような喜びで
玄関ドアを開けた途端に飛び出して行った
リードがぴ~ンと張り詰め吾輩はつんのめり転びそうになった
雨なので妻はつまらなそう
お昼前にまつ毛パーマに行くと言い出し
アッシー君にされ
ラパン・ショコラで送り迎え
相変わらず雨は降り続け
車の屋根に雨足の音が響く
のど自慢を聴きながら
『ナミヤ雑貨の奇蹟』を読み
パーマ屋の前で妻を待つ
雨は止みそうもない日曜日
隣りでgenkiはふて寝
雪ならばこの世の汚れた物を
覆い隠し白銀の世界となる
雨ならばこの世の汚れた物を
洗い流してくれるのであろうか
秋雨は暮色となり
私の心を孤独のなかに包み込む
今週の日曜日も雨
シトシトよりも雨足の音がする
家の窓から見える桜の樹は
枯葉になり
雨風に引き摺られまいと
必死に枝に纏わりついている
O・ヘンリーの『最後の一葉』を思い出す
雨風で枝から引きちぎられた枯葉は
雨で濡れたアスファルトに落ちた
枯葉は濡れ落ち葉となり
アスファルトにベッタリと張り付き
北風が吹いてても剥がれない
樋口恵子は、定年退職した夫のことを
濡れ落ち葉と呼んでいる
嫌な言葉である
季節外れの台風がまたやって来る
迷惑な話である
空き地の窪みに雨水が溜まると
小さな沼になる
大きな雨滴が落ちると
水面は波紋となり模様が動く
我家の一人息子beagle・genkiにとり
雨振りは恨めしく ストレス模様
毛皮のコートが濡れるのが嫌で散歩はしないgenki
台風21号が通過した後の朝 空は晴れ
雪が降ったときのような喜びで
玄関ドアを開けた途端に飛び出して行った
リードがぴ~ンと張り詰め吾輩はつんのめり転びそうになった
雨なので妻はつまらなそう
お昼前にまつ毛パーマに行くと言い出し
アッシー君にされ
ラパン・ショコラで送り迎え
相変わらず雨は降り続け
車の屋根に雨足の音が響く
のど自慢を聴きながら
『ナミヤ雑貨の奇蹟』を読み
パーマ屋の前で妻を待つ
雨は止みそうもない日曜日
隣りでgenkiはふて寝
雪ならばこの世の汚れた物を
覆い隠し白銀の世界となる
雨ならばこの世の汚れた物を
洗い流してくれるのであろうか
秋雨は暮色となり
私の心を孤独のなかに包み込む