老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

500;blogはもうひとりの自分

2017-10-30 08:07:30 | 老い楽の詩
blogで掲載した写真のなかで、自分では一番気に入っている風景
”貧乏草”と嫌われるハルジオンの野花が好き

2017(平成29)年4月9日に始まったblog『老い楽の詩』は
500回を迎えることになった。
皆様の訪問と励ましや温かいのコメントのお蔭で、
継続することができました。
感謝の言葉に尽きます。
「本当にありがとうございます」
「今後もよろしくお願いします」


#1のblogから
” あれから四十数年、時間が流れ去り
白髪混じりの頭髪になった。

我が身もやがて老いを向かえる身となり
日々老人介護に従事させて頂き
脳卒中などの病気で手足はままならず
杖を頼りにふらつきながら歩いている老人。
チョッと前に桜の花を観てきたことも忘れ、
自分は何をしようとしたかもわからなくなった老人。

要介護老人達に囲まれ
我が身の老いと重ね合わせ
在宅介護のなかに垣間見る「老いの風景」を描き
生きること老いること死することの意味を
考えてみた ”



もうひとりの自分との対話でもあると同時に
自分の内なる心の叫びや思い(想い)を
誰かに話し(伝え)たくて 『老い楽の詩』を書き始めた。
「アクセスされたページ」をクリックし
思いもかけない若い数字が目に飛び込み
その数字をクリックしてみる
こんなことを思っていたのか、と
懐かしさと未熟さを感じてしまうことも多々ある。
blogを通し
もうひとり自分の他に
顔の見えないあなたとの対話から
見えない自分を知るきっかけにもなる。
その反面blogの世界は逃避の麻薬を持ち合わせているので自戒せねば・・・・。


499;上手な介護サービスの活用処方 第29話「認定調査の項目」 〔27〕 短期記憶

2017-10-30 02:52:41 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第29話「認定調査の項目」 〔27 
3-4 短期記憶(能力)


ここでいう「短期記憶」とは、面接調査日の調査直前にしていたことについて、認定調査員から質問され、短期記憶の能力を評価する。

1.できる
2.できない

1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう。
2.質問されたことについて正しく回答できない、あるいは、まったく回答できない場合をいう。
  回答の正誤が確認できない場合も含まれる。


上記の質問で確認が難しい場合は、「ペン」、「時計」、「本」を見せて、何があるか復唱をさせ、
これから3つの物を隠し、何がなくなったかを問うので覚えて置くように指示する。
5分以上してからこれらの物のうち2つを提示し、提示されていないものについて答えられたかで「できる」「できない」を選択する


調査当日の昼食で何を食べたかまで答えることはできた。
しかし、家族の話では、日頃は物忘れがひどく、直前のことまで覚えていないことがある、と家族から話があったときは、「できない」を選択する。



3-4の「短期記憶」の調査項目は、家族からの聴き取りによる判断が多い。
勿論の調査直前何をされていたかを問うこともするが、短期記憶があることの事実を具体的に認定調査員に話されることが大切。
一人暮らしの場合は、同居されていない家族が立ち会ったとき、短期記憶のことが把握しにくいときは、
デイサービスのスタッフやヘルパーなどにサービス利用時の短期記憶の有無を聞いておくとよいでしょう。
同じことを何回も聞き直したり、いま話した内容も忘れたり、いま食べたことも忘れたりしていると短期記憶障害があります。