老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1038;春を感じる

2019-04-03 05:12:19 | 生老病死
春なのに雪が降る


昨日は春なのに 雪が降った

犬は鼻で春の風を感じる
花びらも春の風をじる
私は躰ごと春の風を感じたい

とうに余命1ヶ月を過ぎ
3月を迎えようとしている
桜の開花を待つ
80歳の清水太郎さん

末期肺癌は治ったと信じ
生きている

残された日々
春の風を感じながら
住み慣れた我が家で
妻と暮らす

癌は腸骨、仙骨そして頭部にも転移し
車いす暮らし
しつこく同じ話をする夫
聞き取り役の妻は疲れ
お互いの気分転換も兼ね
夫は4月13日の土曜日から
週1回のデイサービスに通う