老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1046;beagle元気 誕生日6歳

2019-04-08 22:02:53 | 犬と人間
チョッと とぼけた顔で立ち上がっているbeagle元気 2019,4,8撮影

beagle元気 誕生日 6歳になる

201348日 静岡で産まれた僕。
白河の関を越え
201962日 ご主人と出会い、家族になった

僕の誕生日は“お釈迦様”の誕生日と同じだよ、とご主人から聞かされた
誕生祝いに夕食のとき とち乙女(苺)6粒 僕の白い陶器(食器)に並べられ 大感激
1粒づつ食べた とっても甘かった
人間ってこんな美味しい物を食べているんだね


ドッグフードも一杯食べたし
満腹になり 眠りの境地 
幸せ 今夜も最~高

人間に比べ 犬の生命は、遥かに短い
それと同様に 
不治の病や慢性の病を患い懸命に生きておられる老人たちの生命も短い

そう思うと
1年を生きる意味の重さが違ってくる
病を抱え死と隣り合わせにある老人の一日は 
私の一日とは 重みが違うことを 忘れてはならない

貴重な時間(とき)を刻む音は 
生命を刻む心臓の鼓動と共鳴する

何とそれに比べ私は
無駄な時間を浪費していることか

貴重な老人の時間を奪ってはいないか
何をしたいのか 何を欲しているのか
残された時間のなかで 
落穂拾いのように 老人の言葉を拾う


“げんき”なbeagle元気は
安心したのか腹を出し四肢を拡げ
無警戒、無防備の姿丸出しで寝ている
チョッと恥ずかしい姿態をしているけど
ごめんあそばせ

今日は僕の誕生日 6歳


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1045;自分は何者か 3 “家族に冷たく 他人にやさしい”

2019-04-08 04:24:31 | 自分は何者か

 自分は何者か 3 “家族に冷たく 他人にやさしい”

は心とも言われ
は心臓に在る、とそう錯覚している
舞台に上がったとき 心臓はドキドキするし
恋をしているときは 心臓の高鳴りを感じる
ストレスが溜まると胸が痛む
心の持ち様で 心臓は緊張したり、反対に弛緩したりする

や心、気持ちは
心臓ではなく 頭に在る、とわかったのはいつ頃だろうか
頭にきた、という表現は
感情は頭から発信されたものであることを見事に表現している

ここで話は関連しながらも 違う話に移る

夫婦と子ども
夫婦は、血の繋がりはなく「他人」であるが
両親(父母)と子どもは、血の繋がりはあり「親子」である

子はかすがいと言われる
子はかすがいとは、子どもは夫婦の中を繋ぎとめてくれ
夫婦仲が悪くても、子どもへの愛情のおかげで
夫婦の縁を切らずにいれる

子ども大きくなり家をでると、空の棲症候群となり
夫婦関係は冷める
夫が定年になったとき、妻は疎ましくなり
老後の介護に影を落す

私自身、故郷から惚けた老母親を引き取り
私と妻と同居したが1年しかもたなかった

母は43歳のとき、同年齢の夫は病気で亡くなり苦労した
(当時私の年齢は17歳)

老母親は息子を盗られた、と嫁に対抗意識を持つ
惚けているのか意地悪なのか、素直でない姑に苛立つ妻
私はその狭間に立たされ
老母に「冷たい」言葉で叱ったり怒ったりで
やさしくできなかった

他人の老人には耳を傾けやさしく接してきた

妻から自分の親でしょう、と言われ
毎朝仏壇に水、お茶、ご飯などのお供え物を上げる
仏壇の横には父母の遺影があり
母親の顔をみるたびに
「もう少しやさしい言葉をかけてあげれば」、と後悔するも
母親はあの世に居ってしまった。

親孝行は生きているうちにするものだ、いまになって思う
いつまであると思うな「親」と「金」 そんな言葉もあった。

同居していたとき 母は要介護2の状態にあり
週3回の認知症型デイサービスに「出し」
最後は「ロング」ショートステイから老人保健施設入所となった
老人保健施設で急性肺炎となり
救急車で系列の病院へ入院
病室で老母親を見送った(83歳だった)

家族に冷たく、他人にやさしい
(本当に他人にやさしい、のかどうか怪しい)
そんな歪(いびつ)で捻(ひね)くれた私の性格は
子どもの頃からあった。

私のきょうだいは、姉、私、妹の3人
小学生のとき
妹が「くれよん貸して」、と言われても貸さなかったこともあった
学校で、好かん級友から「くれよん貸して」と言われると、抵抗なく貸していた
(子どもの頃から私の心は狭隘で貧しかった)

私の心のなかの「小悪魔」は居心地がよいのか、いまも棲みついている







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