“また来るね”と両手でお婆ちゃんの手を握る 温もりが伝わる
明治・大正・昭和・平成そして令和へ 110歳
5つの時代を駆け抜ける
妻の母方のお婆ちゃん
令和元年10月22日の誕生日で111歳になる
6人の子どもを育ててきた
長女 次女 三女 長男 四女 五女
五女が妻のお母さんで
私よりも9歳、齢が多い
6人の子どもたちは健在
長女は88歳、一人暮らしでも ぴんぴん
長男夫婦も高齢になり
110歳の超老母の介護ができず
いまは老人保健施設で過ごしています
チョッと前までは特別養護老人ホームの「ロング」ショートを利用していたのですが
熱発が続き入退院の繰り返しだったことから
老人保健施設入所となり担当ケアプランから離れてしまった
昨日自治医科大学附属病院の外来受診(定期受診)を終え
お婆ちゃんに面会したときの写真です
ショートから老人保健施設に移ってから
生きる気迫が失せたような
寂しさを感じた昨日の面会
ショートのときは毎日 娘たちや長男が入れ替わり面会ができた
お婆ちゃんも楽しみにしていた
老人保健施設に移ってからは 週に1回の面接
介護スタッフのかかわりも少なくなり
車いすに座り放っしか、ベッドに寝たきりの状態
歩くこともできなくなり
オシッコも管になった
ショートのときは歩行器につかまりトイレに行っていた
できていたことが奪われた
生きる気迫が失せたのかな・・・
遣る瀬無い気持ちになるのですが
自分で介護することもできず
6人の子どもたちも高齢
お婆ちゃんの名は 安達サタさん
太平洋戦争で 夫はアメリカに魚雷で撃沈され
海の藻屑となり魚の餌になってしまった
そのとき妻のお母さんは
サタさんのお腹のなかに居たので
父親に抱かれたことがなかった