老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1044;認知症老人も人間、生きている

2019-04-07 08:52:52 | 老いの光影 第8章 認知症老人の世界
明治・大正。昭和・平成そして令和へと生きる111歳サタ婆さん(妻の母方祖母)
2025年には、5人に1人が認知症老人

平成29年版高齢社会白書(概要版)によると 
認知症高齢者数の推計
65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計についてみると、平成242012)年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、372025)年には約5人に1人になるとの推計もある


30年前の平成元年
老人介護の世界に足を踏み入れ
始めて認知症老人に遭遇

あともう少しで「令和時代」に入る
令和時代は私にとり 老い往くときに入り
5人に1人が認知症老人になると平成29年版高齢者白書に書かれてあり
その1人が私なのかな、と思っている。

認知症老人の存在は
家族にとり悩める存在となり
ときには疎ましく疲れ
ストレスが溜まりに溜まり飽和点に達し
言葉が荒々しくなり
虐待へと連鎖しかねない状況に追い込まれてゆく

介護施設、認知症グループホームや、デイサービス等で
認知症老人に向き合っている介護職員の場合は
虐待行為,あってはならない
何故なら介護職として賃金を得ているからである

30年老人介護の世界に身を置かせていただき
これからブログのなかで書く内容が正しいとは必ずしも限らない
認知症老人に対する見方、とらえ方は様々
人間がにんげんを判断したり審判を下すことは難しい

自分という人間がわからないのに
どうして認知症老人のことが理解できようか
と、考えてしまうけれど
認知症老人とかかわることにより
老い往く自分が見えてくるのかもしれない

認知症老人も人間、生きている
そのことを頭の片隅に置き
未知の令和時代を生きて往く