老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1071;多忙「閑時間」

2019-04-23 15:36:35 | 阿呆者
自宅前の桜並木 
桜を撮っているwife
今日も走る キャンバスで 在宅訪問
 
さくらさくら
桜の花の生命は短く儚さを感じる
だから桜の花は美しいのであろうか

 
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1070;遠い世界に旅に出ようか

2019-04-23 07:39:48 | 阿呆者
2色のたんぽぽ 

遠い世界に旅に出ようか

子どもの頃
女の子は
たんぽぽの首飾りを作り遊んでいた。

綿毛になったたんぽぽの茎を折り
息を吹きかけたこともあった。

本当か嘘か知らないが
耳のなかに綿毛のたんぽぽが入ると
耳が聞こえなくなる。

綿毛になったたんぽぽが好き
ふんわりとし
やさしく触れないと
綿毛の球が崩れてしまう。

南の風が吹くと
綿毛のたんぽぽは空へ舞いあがる。
綿毛のたんぽぽの花言葉は“別離”と言われているが
“旅立”の方が似合う。

風に乗り 綿毛のたんぽぽは 空へ舞いあがり
雲の上まで飛んでいく
鳥瞰の風景を愉しみ
飛行機とは違い 自由自在に飛んでいく。

どんなに空を飛べたらいいか
行きたいところへ自由に飛んで行ける。
空を飛んでいる夢を見ているとき
夢が消えないで欲しい。

見知らぬ遠い世界に着地した綿毛のたんぽぽ
着地した処は
アスファルトの裂け目や
歩車道境界の縁石だったりする。

最悪の環境に着地しても
そこに土がある限り 
そこで成長していく綿毛のたんぽぽ。

綿毛のたんぽぽを飽きもせずに眺めていると
遠い世界に旅に出ようか
そう話しかけられているような気がする。





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