俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏椿

2008年07月06日 | 俳句

『夏痩せも 遠い昔の 我が身なり』
(なつやせも とおいむかしの わがみなり)

『なつかしき 守宮の影絵 嫁の声』
(なつかしき やもりのかげえ よめのこえ)

『夏椿 色は白でも 気は同じ』
(なつつばき いろはしろでも きはおなじ)

『壁埋めし のうぜんかずらの 花こぼれ』
(かべうめし のうぜんかずらの はなこぼれ)

『露草や 羽根を拡げて 飛ぶが如』
(つゆくさや はねをひろげて とぶがごと)

『花摘みて 実ならざる昔 枇杷話』
(はなつみて みならざるむかし びわばなし)