俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

甚平

2008年07月14日 | 俳句

『梅雨明けは まだかまだかと 嫁走る』
(つゆあけは まだかまだかと よめはしる)

『甚平や 自堕落振りが 様になり』
(じんべいや じだらくぶりが さまになり)

『暑き日や やおら気になる 影法師』
(あつきひや やおらきになる かげぼうし)

『冷麦の 色ある麺の 息長し』
(ひやむぎの いろあるめんの いきながし)

『うなだれて 泪の雫 茄子の花』
(うなだれて なみだのしずく なすのはな)

『のうぜんの 花のこぼれて 夕焼ける』
(のうぜんの はなのこぼれて ゆうやける)