俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

百合

2008年07月09日 | 俳句

『百合活ける その一本に 己有り』
(ゆりいける そのいっぽんに おのれあり)

『小百合咲く この半世紀 サユリスト』
(さゆりさく このはんせいき さゆりすと)

『青葉陰 吾子は砂場で 泥まみれ』
(あおばかげ あこはすなばで どろまみれ)

『茶の心 余情残心 忘れ草』
(ちゃのこころ よじょうざんしん わすれぐさ)
                    忘れ草=萱草

『萱草や 憂いの数ほど 咲きにけり』
(かんぞうや うれいのかずほど さきにけり)

『撫子や 我勇者男の なれの果て』
(なでしこや われますらおの なれのはて)
                    勇者男=勇者九州男=ますらくすお(?)

『昼顔の 涙の露の 一雫』
(ひるがおの なみだのつゆの ひとしずく)

『晴れて降る 梅雨の不思議か 名残雨』
(はれてふる つゆのふしぎか なごりあめ)

『手枕の 指先痺れ 昼寝覚』
(てまくらの ゆびさきしびれ ひるねざめ)