HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

それぞれの選曲

2008年09月02日 | レッスン日記(小中高生)
T&Tきょうだいは、このところ「バーナム」のすすみ具合を微妙に競っています。
先に弾くTちゃん(小1)は、「バーナムやっとかないと、おにいちゃんにまけちゃう!」と言いながら、1曲2曲と 少し余計に練習していきます。

その後に弾くTくん(小3)も、「T(妹)どこまでやった?じゃ、その次までやるぞ!」と負けん気を出して、さらにもう1曲 余計に弾いたりしていて、私はこの二人の微妙な競争を、おもしろく見ています。
Tちゃんが弾いたときには「さすが何年もやってきただけある!」というしなやかな指運びや読譜力を嬉しく思うし、Tくんが弾いたときには「さすがおにいちゃん、強い意志があるし、手の力も理解力も強い!」と頼もしく思います。
とにかく二人とも、コンサートを越えてから一段と実力・やる気が増したことを実感しています。

Y子ちゃん(小3):「アラベスク」が立派にできあがったので、もとのテキストに戻り、今の課題曲は「太陽がいっぱい」です。
なにしろ使っているのが「大人のためのピアノテキスト」なので、曲のラインナップがシブい (-_-;)
一応、少しでもイメージの助けになるようにと、「ヨットに乗って、海に揺られているイメージで聴いてね。夏の太陽がいっぱい、照りつけてるんだよ」と言ってから お手本を弾いてあげておいたんですが・・・
「どう?この曲、シブすぎでわかんない?」
「ううん、そんなことないよ。ちょっと暗い曲だね。これ、ママが弾いてたよ」
そうでしょう、そうでしょう。でも、子どもだからといって、元気いっぱいのアニメの曲とかばっかり弾いているのもどうかと思うし、できるだけ古今東西の名曲は 一通り知っておいてほしいと思うので、「太陽がいっぱい」、がんばって弾いてもらおうと思います。8才のY子ちゃんが、どこまでこの曲を弾けるのか、ちょっと興味深いです。

Mちゃん(小4):合唱団に入っているMちゃんは、前にちょっと使った中川ひろたかさんの曲集が気に入っていて、その中から「だれかが星を見ている」というすてきなバラードを与えてみました。コード進行がおしゃれで歌詞もすてきなこの曲、Mちゃんはとてもいい感じに弾いています。

M3ちゃん(小4):ピアノに少しブランクがあるM3ちゃん、与えられた曲集を見ながら「右手だけだったらどんどん弾けるんだけどな」と言っているので、「じゃ右手だけ、いっぱい弾いておいで。本まるごと全部でもいいよ」と言っておきました。
今のM3ちゃんには、とにかくたくさん曲を当たること、そしてどんどん譜面を読み進むことが一番大切と思ったからです。また、自分でやりたいと思ったことをやるのも大事です。だから、敢えて右手だけすきなだけ、という宿題にしました。
M3ちゃんはどんどんどんどんいっぱいメロディーを弾いて、その中にはハッとするほど美しいタッチや表現もありました。
M3ちゃんは、実はとっても音楽が好きなんだと私は思っています。
彼女の素敵なセンスが、そのうち輝いてくるのを楽しみにしています。