HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

合唱

2008年10月07日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4)とM3ちゃん(小4)は、同じクラスの仲良し同士。
二人とも、学校の「合唱団」に入っています。
この合唱団は大変実力のある合唱団で、毎年 地区大会では金賞を取ったり、関東大会に行ったり、テレビに出たりしているのです。
「先生、この歌知ってる?」
合唱団で練習した歌のフレーズをどちらかがちょっと口ずさむと、たちまちもう一人が加わり、あっという間に二人の合唱が始まります。
透明な美しい声で、音程もリズム感もすばらしい二人の歌は、本当にきれい!
二人とも、歌が大好き、という気持ちがあふれています。
歌心、は音楽の根源です。
二人は歌が大好きだから、ピアノもきれいに弾くことができる。
いつまでも、歌が好きで、心をこめて歌い続けていってほしいです。

きよしこの夜

2008年10月07日 | ジャズ・ポピュラーその他の曲
Y子ちゃん(小3):
今日の宿題は、テキストの新しい曲「きよしこの夜」を、最初から最後まで、完全に自分一人で仕上げてきてごらん、ということでした。
つまり、譜面を読んで、右手と左手を合わせて弾いて、ピアノやフォルテなどの記号に沿って強弱をつけ、表情記号や速度記号も見逃さないように 曲のニュアンスをつけて、完成させる、ということです。
さあ、1週間で、どんなふうに仕上がったかな?
Y子ちゃんに弾いてもらってみると、ちょっとした勘違いなどはありましたが すぐ直すことができ、一通り最後までちゃんと譜面通りに弾けていたのはさすがです。すばらしい実力だと思います。
ただ、曲のイメージを想像し、たっぷり情感こめて表現する、というところまでは無理だったかな。しょうがないよね。まだ8才だもの。
「あのね、Y子ちゃん。これはクリスマスイブの曲でしょ。みんなシーンと寝静まってる夜。枕元にはくつ下をつるしてね、部屋の灯りは消えて、窓の外には真っ白に雪が積もってる。子どもたちは『サンタさん来るかな~』って楽しみにしながら、静かに眠ってる。だから演奏は、こんな感じ・・・」
先生は、静かに「聖しこの夜、星は光り・・・」と弾いてあげました。
「ああ~、わかった♪」Y子ちゃんはニコニコしながらうなずいて、自分で弾いてみました。今度は、静かで美しい「きよしこの夜」になりました。
小さいみんなには、こういった静かな曲は いまいちわかりにくいかもしれませんね。
けれどY子ちゃんも、すぐに成長して、あと2、3年もすれば、きっと静かでロマンチックな曲の美しさをたっぷり感じ、それを表現できるようになることでしょう。

T&Tきょうだい

2008年10月07日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
「バーナム」が新しいピンクの本になったので、それと並行して、すでに修了したオレンジの本を使う『ルーレットでの選び弾き』を開始しました。
これは、使い古しの「人生ゲーム」からもぎ取ったルーレットを回し、当たった番号の練習曲を弾く、というもので、上級生のみんながずっとやっている方法です。
「バーナム」は「グループ1」から「グループ5」まで、5つのチャプターに分かれていて、それぞれのチャプターは12曲の練習曲から成っています。
たとえばルーレットで「3」が出たとすると、「グループ1」から「グループ5」まで、すべての3番を全部弾くのです。
初めてこれをやったTちゃんは、「えっ、ぜんぶひくの?」とびびっていましたが、弾いてみると、すごくしっかり弾けているので驚きました。
小さい小さいと思っていたTちゃんだけど、実はとってもおねえさんになっていたのでした。
Tくん(小3):
挫折した「9才までにテキスト最後まで終わらせる」は撤回しましたが、代わりに「できるだけ早くテキスト最後まで終わらせる」というミッションを開始しました。とは言え本人は、のど元すぎれば何とやら、みたいにのんびりしたもんです。
それでも今日は、6曲の課題のクリアに成功しました。
今までのペースから見れば 夢のようなスピードです。
実はTくんには、ここでちょっと詰めて練習させてみたいと思っています。
彼もまた、本当は意外に「できる男」に成長してきてる感じがします。
「できることだけやって丸をもらう」姿勢から、「実力より少し上を目指して努力する」というスタンスにバージョンアップしていこうじゃないか。
もう充分、それができるTくんになってるよ。