HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sちゃん・となりのトトロ

2012年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小2):
「こどものポピュラーピアノ曲集」の中から、「これが弾きたい」と「となりのトトロ」を選びました。
「もう両手で弾いてきた」と、Sちゃんは とってもがんばって見開き2ページの曲の最後まで、両手で弾きました。
この「トトロ」の編曲は けっこう難しいのです。
右手は、みんなもよく知っているメロディーなので、なんとかすぐに弾けるのですが、問題は左手・・・
8分音符の分散和音の形でアレンジされている左手パート、音が次々変わり、臨時記号がたくさん出てきて、ものすごく集中して楽譜を凝視してないと、正しい音が弾けません。
Sちゃんは 楽譜に吸い付けられるように 真剣な顔で音符を見ながら、本当にいっしょうけんめい弾きました。
「うわあー、がんばったねえ。」
「うーん、ちょっと大変だった」
「そうだよね・・・来週は、全部最後まで両手でやってこなくてもいいよ。とっても難しいんだから、半分までとか、区切りながら仕上げていくのでいいからね」
「はーい、わかった・・・」
楽譜を拾い拾い、頭を使って神経を使って、たどたどしく最後まで弾くよりも、半分でいいから 音楽を感じながら生き生きと弾けるように練習する方が 楽しいし効果的です。
特に、年齢の低い子どもたちの場合は、集中力も大人ほどはないので、1曲分集中しているのは 大変神経を使うことだと思います。
Sちゃん、来週は、半分だけ、だけど伸び伸びと弾いてみようね。

Nちゃん新しい本

2012年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「あのね、学校で「よろこびの歌」っていうの、合奏するの!こんな曲だよ」
Nちゃんは、レッスン室に入るとすぐに、その曲を弾いてくれました。
ベートーヴェンの交響曲第9の4楽章を簡単にした その「よろこびの歌」、とても生き生きと弾けています。
「へー、この曲弾くんだ。じゃあ・・・」
先生は、Nちゃんのために用意してあった、新しい楽譜を取りました。
「この本、今日Nちゃんにあげようと思ってたんだけど・・・それじゃあ、いきなりこの曲から始めちゃおうかな?」
そう言って開いたのは、新しいテキストのまん中ぐらいにある曲・・・「よろこびの歌」です。
「ほら、見て。『よろこびの歌』だよ。Nちゃん、もう右手弾けてるんだもん。だから、まん中ぐらいだけど、最初にこの曲やっちゃおか?」
「うん、そうしようか!」
Nちゃんはニコニコうなずきました。
そこで、いきなりだけど 左手のCのコード、そしてG7のコードを押さえられるように練習し、その形で、伴奏をつけて練習してくることにしました。
ただ、Nちゃんはまだ手が小さく指も細くて、Cはまだしも G7のシ・ファ・ソという3つの音を同時に押さえるのが ちょっと苦労です。
そこで、G7は シを抜かして ファソ だけで弾くのでいいことにしました。
そのうち、指が届くようになったら、シの音を加えればいいのです。
Nちゃんは、もう1冊、オレンジのバーナムももらいました。
本を開くまでは「むずかしそうかな~」と不安そうだったNちゃんですが、本を開けて最初の課題「あるこう」と 次の「はしろう」をやってみたあとは、
「おもしろそうな本だね!」と元気に言いながら帰っていきました。
Nちゃんも、もうすぐ1年生が終わり 2年生になります。
前によくベソをかいたり、自信をなくしたりしていた頃とは格段にしっかりと成長してきています。