木曜シスターズ

Ｍ４ちゃん（小３）とＳちゃん（小４）。
学校も学年も違う二人ですが、週に一度、ピアノの時間に会うときは　なかなか良いコミュニケーションをしています。
４年生のＳちゃんは、一つ年下のＭ４ちゃんと会うのがとても楽しみなようです。
レッスンに来てＭ４ちゃんの姿が見えると、たちまち笑顔に。
さっそくピアノに近寄って、
「どこやってるの」
「私はもう、ここだよ！この音けっこうむずかしいよ」などと　接触を試み始めます。
Ｍ４ちゃんの方も、Ｓちゃんがやってくると　たちまちニコニコです。
いつもまじめで熱心な優等生のＭ４ちゃんですが、Ｓちゃんにちょっかいを出されて笑う笑う。
二人とも、レッスンが俄然活気を帯びて、生き生きとしてきます。
自分の番を待っている間に　お手玉で遊んでみせたり、レッスンが終わってもふざけ合ったり、本当に、お互いに嬉しくてたまらないという気持ちがあふれています。

「私たちって、木曜日だけの姉妹みたい！」
Ｓちゃんが言いました。
Ｓちゃんは一人っ子なので、年下のＭ４ちゃんと触れ合うのが嬉しく、また自分が年上であるという気持ちも少しはあるようで、Ｍ４ちゃんといるときは　ちょっぴりお姉さんらしい言動をしたりします。
いい傾向だ。
また、Ｍ４ちゃんの方は、３歳の妹がいる「おねえさん」なので、普段の生活ではいろいろと我慢したり　お姉さんらしくふるまったりすることも多いようなのですが、この、Ｓちゃんといるピアノの時間は思いっきりふざけたり笑ったり、「妹のように」のびのびとしています。
木曜日だけの姉妹、「木曜シスターズ」（これもＳちゃんのネーミングです）。
二人にとって本当にいい時間だなー、と思います。