HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

結婚行進曲=パパパパーンの歌!

2013年10月22日 | クラシック曲
Tちゃん(小6):
先週、約束通り ブルクミュラーの「おしゃべり娘」を仕上げたので、今日からはいよいよ憧れの「結婚行進曲」に入りました。
冒頭の「ドドドドー! ドドドドー!」の所は、ちょうど「おしゃべり娘」の課題テクニックであった「同音連打」の練習になり、ちょうどいいタイミングです。
続く、みんながよーく知ってる有名なフレーズ・・・
何年か前、「ゼクシィ」のCMで歌われてた
「アイ・ラブ・ユー フォレバー あなただけのこと~♪」のメロディですが、
これはキツイですね。
右手の和音、下から ド、ミ、ファ♯、ド を同時に押さえなければならない。
「ドからドまでの範囲なら、オクターブ以内なんだからそんなに大変じゃないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そのドとドの間に ミ、ファ♯、が入っているのがクセモノです。
このミ、ファ♯、のために、手の形をアクロバットみたいにしないと弾けないんです。

そして次の ラ、シ、レ♯、ファ♯、シ 。
なんと5個の音ですよ。
そしてラ~シは9度離れてます。
この和音を弾くには、右手の1の指(親指)1本で 一番下のラとシを2つ押さえるという離れ業をしなければなりません。
その次も、その次もアクロバットか離れ業・・・
とにかくぜーんぶキツイよ~

指の長いTちゃんだからこそ、何っとか押さえることができますが、少なくともTちゃんの年の頃のヒバリだったら 絶対にできない和音です。
とはいえ、Tちゃんもまだ小学生ですから、和音を押さえられたといってもギリギリで、曲のイメージである華やかなファンファーレみたいな迫力ある音では弾けません。
指をひろげる訓練のために、一応練習はしますが、曲として表現するときには、最初のドミファ♯ドなどは アルペジオにして弾いていいよ、ということに。
無理して指を傷めてもいけないのでね。

一方、左手は 音はシンプルとはいえ ほとんどオクターブばっかりです。

とにかく、華やかなだけに手の方は大変な「結婚行進曲」ですが、「いつか弾けたらな~」と憧れていた曲だそうなので、そのをバネに がんばってみましょう。

そうそう、さっきちょっと触れた「ゼクシィ」のCMの歌ですが、あれ、ちゃんとタイトルがついて独立した歌なんですよね。
下にリンクを貼っときますので、興味ある人は見てね。

「パパパパーンの歌」

ステージの緊張緩和大作戦

2013年10月22日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパ(大人):
いよいよ、ハロウィンコンサートが 今週の土曜日と目前に迫りました。
今日は、コンサート前最後のレッスンです。
もう曲は全部暗譜して、音色も美しく仕上がっています。
それでも、「いよいよ本番のつもりで」と思うと、緊張して 思わぬミスをしたり、音を忘れたりしてしまいます。

そこで私は、ある対策を思いつきました。

キノパパはトップに演奏します。
曲は「タイスの瞑想曲」です。
普通なら、司会のヒバリが 開会の挨拶をし、それから次に弾くキノパパと その演奏曲を紹介してから、ステージに進み出て、お辞儀→座って椅子の確認、それからやっと弾き始める・・・という流れですが、その一連の作業を、ヒバリがしゃべってる間に もうピアノの前に座って、イントロも弾き始めてしまおう、という作戦です。

そう、ナレーションのBGMであるかのように。
そして、ナレーションが済んだら、そのままメロディーに入って 曲の演奏へと自然に進めてしまいます。
お辞儀をするのは、演奏終了後に初めて。

これなら、観客がシーンとして注視する中、焦って準備しなくていいし、弾く前にお辞儀をしなければ、観客の顔を見て緊張がMAXに跳ね上がってしまうことも防げそう。

大人のコンサートですから、かえってさり気ない感じで、いいかも。
キノパパも「それはいいですね」と賛成してくれました。
そうだ。今回のピアノソロは、キノパパだけじゃなく みなさんこのスタイルでやってみることにしよう。
どうなるかな。