HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パイレーツ・オブ・カリビアン 彼こそが海賊

2013年10月23日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(中2):
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の 一番有名な「彼こそが海賊」を練習しています。
もう 最後まで弾けて、ずいぶん上手になりました。

Aちゃんは電車で1時間ぐらいかかる、遠くの中学に行っているので、毎日帰りが遅いです。
部活も定期テストもあるし、ピアノの練習時間がなかなか取れないんじゃないかなあ、と思うのに、その時間をやりくりしてよく練習していることが レッスンを聴くとわかります。

この「海賊」の曲、実はかなり難しいです。
リズムがちょっとあまりないスタイルで、ときおり変拍子もあって すごく難しい。
おまけに和音だらけ!
オクターブ連続!
テンポ速い!

ま、逆に言えば、それだけ難しいことやってるから、聴くとめちゃめちゃかっこいい~ んだけどね。

この曲をレッスンし始めた頃は、Aちゃんもなかなかうまく弾けませんでした。
好きだから取り組んだんだけど、正直いって「イバラの道」だと、先生はひそかに思っていました。
弾けるのかなあ・・・

でも今はすごい。
今日など、ほんとにかっこよくて、思わず
「この曲、学校で弾いて聴かせたりしたことある?!」と聞いてしまいました。
みんなが聴いたら
「かっこいい~」と大評判になりそうな演奏だから。

・・・でも、それは冒頭~3分の1ぐらいまでです。
中ごろから 少しテンポが落ち、音が自信なげにしょんぼりし、
最後のしめくくりの部分はさらにしょぼく・・・

「なんでー。もう弾けるはずだよ。思い切って、テンポくずさず強気で弾いてごらんよ。自信ない最後の所は、その分 最初の方より多く練習しておけば、追いつけるはずだよ」
「うん、わかった」

月2でレッスンに来ているAちゃんは、来週は学校のキャンプ、そして来月の中ごろに定期テストがあるということで、次にレッスンに来るのは 来月の中旬過ぎということになりました。
たっぷり時間があるね。
「カリビアン」かっこよく仕上げてきてね! 

ハイドンソナタ・テンポアップで♪

2013年10月23日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
バッハのシンフォニア6番ホ長調と、ハイドンのソナタホ短調をやっています。
Hさんの驚くところは、練習している曲すべて、「暗譜」でやってる、ということです。
「だって、見ながら弾けないんですもの」
とHさんは言うんですが、直感的な記憶力のすぐれた「幼児」ならともかく(幼い子どもほど記憶力はいいものですから)、御年○○代のHさんがそれを行っているというのは、驚異的といっていいと思います。
もっとも、そのため修正が必要なときに困ったことになったりもするんですけどね。(^_^;)

「バッハが、前より弾けなくなってしまったんです。♪♪♪~ ほらね、先週よりヘタでしょ」
というHさんですが、それはヘタになったんじゃなくて、逆に上手になってきたため 無意識に弾くテンポが上がって、速くなっているために、苦手な部分がつっかえてしまってるんですよ。
決して下手になったんじゃないですから。

テンポといえば、ハイドンソナタの方も 少しテンポアップを目標にしましょう。
今まであまりやったことのない、荒々しいイメージのある曲です。
どうやら少女時代は、スポーツ好きでやんちゃだったらしいHさんには 意外とピッタリくる曲かもです。
少し勢いをつけて、でも焦らず、キビキビと弾いてみましょうね。