ドクター(大人):
ヒバリ教室は基本的に個人レッスンなんですが、先月から、Cちゃん(小2)とMちゃん(小4)に先生が提案して、二人同じ時間に来るようになりました。
Cちゃん(小2):
最近、毎週来るたびに身長が伸びて、ずんずん成長してるCちゃん。
ヒバリ教室で、学年は下の方だけど、ピアノ歴は小学生の中で一番長い。
今年の発表会では、何を弾いてもらおうかなぁ、と、ずっと考えていました。
ヒバリ先生としては、そろそろバリバリのクラシック曲や斬新な現代音楽、リズミカルなラテン音楽など意欲的なチャレンジもしてもらいたいな…と思うのですが、Cちゃん本人は、まだまだ「難しいのはわかんないから無理無理無理!ディズニーがいい〜」の2年生なのです。
何か、Cちゃんの心を捉える曲と出会えるチャンスがないかなーと思っていたところへ、先週思いがけないチャンス到来。
ピアノの前に座ったCちゃんが突然言いました。
「ねえ、先生、ビートルズって知ってる?」
唐突なその名の出現にびっくり。
「知ってるよ。でも、なんでそんな名前、知ってるの?」
と、逆に質問してしまいました。
「ふうん、知ってるんだ。なんでって、あのね、友だちの車で、ビートルズのレリピーがかかってたんだよ」
ビートルズのレリピー?
ビートルズの…レリピー…?
あっ、そうか。
「こんな曲?」
先生は、そのサビの部分を歌ってみました。
♪ Let it be, let it be, let it be, let it be…
「\(^o^)/そう!それ!」
Cちゃんは嬉しそうに叫びました。
\(^o^)/これかぁ〜。たしかに、レリピーだ。
先生も嬉しくなっちゃったんだけど、すぐさまCちゃんに向き直って言いました。
「発表会で、コレ弾く?」
「えっ、いいの?!(((o(*゚▽゚*)o)))」
「いいよ!よし、決まりだね!」
「今年はちょっとシブいけどね」
Cちゃんは照れたように、でも満足そうに言いました。
コレで決まりです!
「レリピー」。
かっこよくて、リズミカルで、芸術性高い。
何よりCちゃんが心から弾きたいと思える曲。
よかったー(;^O^)=3
今年も、Cちゃんに納得の1曲を決めてあげることができて、ホッとしました〜
Mちゃん(小4):
先週、「夏休みになったから、いつもより1時間早く3時に来ることにする?」と聞いたら「うん、そうする!」と言っていたMちゃん。
今日、2時半を少し回ったころ
♪ピンポンが鳴りました。
こんなに早く、まさかね、とは思ったけど、ドアを開けてみたら、まさかのMちゃんが来ていました。
汗びっしょりになって。
顔中でニコニコ笑って。
Mちゃん、ピアノが楽しくて、早く来たかったんだね。
3時まで待ちきれなかったんだね。
さっそく、先週もらった「パパ・ラブズ・マンボ」の楽譜を出して弾いています。
途中の
♪レファラドーラファ、ドミソシーソミ、シレファラーファレ、ソ!
という、メジャーセブンスコードの分散を続けて3回弾くところが難しく、先週苦労していたのに、今日は軽々と弾けるようになってる!
その後に続く「ウー!」という掛け声も、先生と声を合わせて叫びます。
♪レファラドーラファ、ドミソシーソミ、シレファラーファレ、ソ!
ウー!
\(^o^)/\(^o^)/楽しいね〜
「ところで」
先生は、もう1つの議題を提出しました。
「発表会の時一人で弾く曲…これにしようかと思うんだけど」
と、取り出したのは「パッヘルベルのカノン」の楽譜です。
「Mちゃんには、子どもっぽい曲は避けたいと思って」
という先生の大人向けな提案に、Mちゃんは大満足、満面の笑顔です。
「私も、さすがに子供っぽいのはダメだと思ってた」という大人な返事は、小柄なMちゃんのビジュアルとギャップがあっておもしろいんですが、それは言わないことに。
「じゃ、この曲でいい?」
「うん!」
Mちゃんは、もう楽譜を見ながら弾き始めています。
発表会も今年で3回目の出演になります。
中3のお姉ちゃんより5歳年下で、いつも「小さい末っ子ちゃん」に見えてしまうMちゃんですが、実は大人っぽくて美しい曲がお好みの気がしています。
バリエーションが次々と華やかに展開する「パッヘルベルのカノン」。
素敵に弾いてもらいたいです。
Kさん(メンズ):
HP HIBARIピアノ教室
Youtube HIBARI PIANO CLASS