HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

音楽遊び時間は練習時間の100倍🎵

2019年07月28日 | 音楽のツボ

Nちゃん(中3):

「テイクファイブ」のアドリブを全部通し、アレンジがひととおり出来上がりました。

毎週レッスンに来るごとにタッチが力強く、安定した弾き方になってきてるたくさんピアノを弾き込んでいるのが感じられるNちゃん。

「上手に弾けるようになった」というよりも、何か弾き方やタッチに「こなれてきた」という余裕さえも感じさせるようになってきてる。

「ピアノが楽しくて… ストレス解消のはけ口になってます」

と笑ってるNちゃんです。

「転調ができるようになったから、それが嬉しい。それと耳コピも」

「へー、それはすごいね。耳コピとキーチェンジができれば、何でも弾けるもんね?」

「そうなんですよー、聞いた曲をピアノで弾いて、自分でコード付けて、お友だちが『◯◯の曲弾いて』って言ったら弾いてあげられるし」

「ちょっと音が高いから、とか低いから、とかでも、キーを合わせて弾いてあげることもできるしね?それができるようになったら、すっごく幅が広がる。1段階超えたね!」

「ヒバリ先生のおかげです!」と謙虚なNちゃんです。

そうか。

最近のNちゃんの余裕ある弾き方、こなれたリズム感の理由が分かった気がしました。

レッスン課題を練習するだけじゃなく、その他に 自分でいろんな曲を耳コピしたりキーチェンジしたり、たくさんの音楽をいつもいつも弾いてるからだったんだ。

多分、「やらなきゃいけない課題曲」の何倍も何倍も「やらなくてもいい遊び音楽」の時間を過ごしているんじゃないかと想像します。

「先生」なのに何ですが、私は遊び音楽をいっぱいやることがとても大事と思っています。

ハッと気がつくと何時間も1つの曲で遊んでいたりして、「音楽の遊び時間」はトータルすると「音楽の勉強時間」の100倍くらいになってたりして。

だけど、その膨大な「ムダ時間」の中でこそ、真の音楽性が養われていると思っているヒバリ先生なのです。


「革命のエチュード」難しいパッセージもコード分析で簡単に🎵

2019年07月28日 | クラシック曲
ショパンの曲の中でも有名、かつカッコよくて人気抜群の「革命のエチュード」。

左手の様々なアルペジオが、これでもかというほど出てきますが、その中でも難しい、というか覚えづらいのが タイトル画面に示したこの辺りです。

これを、A図の青いラインで囲んだような「拍ごと」の音のまとまりと捉えると、なかなか覚えづらいですが

これをB図の赤いラインで囲んだような音列の並びと捉えます。
そして音の並びをよく見ると

C図のように、16分音符4つずつの、2つ目〜4つ目の3つの音は、分散和音とその転回、という流れになっているのがわかります。
そして1つ目の音は、各々その分散和音の半音下の音なので、これを装飾音(前打音)と考えれば

こんなふうになって
例えば最初のパッセージは
赤いラインで囲んだ音列は
ソ♯〜シ〜レ♯、シ〜レ♯〜ソ♯、レ♯〜ソ♯〜シ、となって G♯コードの転回、そしてそれぞれの転回形の前にピンクで示したファ×、ラ♯、ド×、は、半音前の音を装飾音としてつけている、と考えると、ややこしいパッセージも なーんだ、簡単な転回じゃん〜となって、すぐ弾けてしまいます。

なんかこの説明の方がややこしくなってしまいましたが、弾いてみれば簡単なので、ぜひピアノでお試しを〜🎵