HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Lちゃん実力ついたね🎵

2020年02月25日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小4)

「アルフレッドピアノ教本」リサイタルブック2も、ほとんど終わりに近づいています。

先週「来週やってきてね」と宿題になっていた「愛の喜び」、ちゃんと出来上がっていました。

こうして、新曲を自分だけの力で読譜練習完成 までを全部、一人でやれるというのは大したもんですね。

もう、そういう力がしっかり身についているんだなあと頼もしく思いました。

「愛の喜び」があっさり合格して、次は「ニ長調のディベルティメント」です。

これも「自分でやってきて」と宿題にしました。

結構しっかりした古典派風の曲なので、ちょっと手ごわいもしれませんが、Lちゃんならやってきてくれると思うのでお任せです!

もう1曲、みんなの大好きな「パプリカ」のリードシート(コードネーム付きメロディー譜)

先月からやっていて、もう上手に弾けているのですが、さらにハイレベルなアレンジを目ざし、左手はポップなリズムに。そして右手には重音を加え、ペダルも使って、なーかなかの仕上がりになりました!

Lちゃん、もうすっかり、カッコいいリトルピアニストだよ!


Hさんの音色はとてもきれい(ほんとだよ)

2020年02月25日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人)

「スカルラッティ・ソナタK380」とショパンのワルツ10番を練習しています。

Hさんの弾くピアノの音色はが柔らかく素直で、とてもきれいです。

それを実感したのは先週のこと。

レッスンを終えてHさんが帰った後、家人が「Hさんはピアノの音がきれいだなー」と言うではありませんか。

別室にいて、聞こえてきたHさんのピアノの音色がとても美しいと思ったとのこと。

やっぱり!

他の人も、やっぱりきれいだと思うんだ。

今日、Hさんに 家人が音色を褒めてたことを伝えました。

「ねっ、いつも私が言ってるでしょ?!Hさんの音色は本当にきれいなんですよ?」

いつもなら「またそんな、心にもないお世辞ばっかり」と逃げるHさんですが、他人の耳にもきれいに聞こえてると言われたら逃げ場がない。

「それは、先生が長い間、きれいな音が出せるように教えてくださったからですよ。手の形とか、タッチとか、いつもおっしゃってくださったから…. もし、ほんとにきれいになってたとしたら、ですよ?それは先生の力。私の力じゃないんです」

と、あくまで謙遜を貫き、ツンデレの体面を保ちましたが、私の真意はちゃんと伝わってると確信しました。

「私、褒められるとダメなんですよ。ほらね?」と 動揺して簡単なフレーズをミスだらけにしてしまう、シャイでツンデレなHさんでした!(^O^)


つまずく部分は 取り出して。

2020年02月25日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

K子さん(大人)

ブルクミュラーの「アヴェ・マリア」暗譜で仕上げです。

以前から「苦手」と言っている「アヴェ・マリア」、慎重に音を選んでいき、ほとんど暗譜できているんですが、途中あいまいな箇所があり、そのため演奏が滞ってしまいます。

ここさえ迷わず弾ければ完成なのに惜しい。

そこで、その部分を他の場所と同じように弾けるように強化することに。

まず、その部分だけ取り出します。カチャッ

そう、ちょうど機械とか道具とかを修理するのと同じように。

本体はちょっと待っててもらい、悪い部品だけ取り出してテーブルの上に持ってきます。(って、比喩だからね。)

取り出した部分を修理します。(くり返し反復練習し、流れや手の動きを叩き込むってこと)

よしっ、これでOK、直った、となったら、もとの場所に戻します。カチャッ

さあ、本体のスイッチ入れたら、なめらかにつながるでしょうか。

曲を練習していて、いつも同じところに来るとつまずくこんなときには、その部分だけ取り出して集中練習するのが効果的です。

ポイントは、

  1. 最初から通してばかり弾かない。それだと、弾ける所はどんどん上手くなるけど、弾けない所はいつまでたっても上手くならず、差が開くばかりです。
  2. 曲を通している途中で、できない所を練習しない。それをやると、自信ない所でしょっちゅう止まるクセがついてしまいます。また、曲を通して弾くというメンタルの強さも養われません。

「弾けない部分は取り出して」これが、曲を完成させる早道です。

やってみてね。