Sちゃん(年中):
約束の時間より10分ほど早く、窓の外を見たらSちゃんとお母さん、妹ちゃんを乗せた自転車が到着したのが見えました。
来た来た・・・と思ったけど、アレ?なかなか入ってこない...
もう一度窓の外を見たら、どうやら早く着きすぎたので 表で時間まで待っているみたい?
窓を開けて「Sちゃーん」と呼んだら、パッと顔を輝かせて笑顔がはじけ、大きく手を振って、こっちへ駆け寄ってきました。
「おいでー」
「うん、今いくー」
Sちゃん、嬉しそうに教室へ駈け込んできました。
「早く着いちゃって、すみません」とお母さんは恐縮していますが、せっかく早く来たんだからレッスン始めましょう。
GWの後で、久しぶりのレッスンです。
楽器をいっぱい並べてリズム打ちをしたり、楽譜の音符を色エンピツで塗り分けていったり、両手を合わせてテキストを弾いたり、元気に楽しくレッスンできました。
「よいこのピアノ1」が、もう大分終わりの方まで進んで、音符も読めるようになっているので、Sちゃん本人が「がんばろう」と思えば すぐにテキストも終わりまで行けると思うんですが、まだ年中組になったばかりのSちゃんに「テキストを制覇する」という考えはありません。ただただ1回1回のレッスン時間を、先生と楽しく過ごしたい、というだけの気持ちなんだと思います。
でも、それでいいと思います。
レッスンに来るのを楽しみにして、喜んで通ってくれるのが一番です。
確かにテキストがサッサと進まないし、効率は恐ろしく悪いかかもしれません。
しかし、小さい頃に、無駄とも思えるたくさんの「余裕時間」や「遠回り」をしながらゆったり楽しんだことは、目に見えない「種」みたいに体や心の中に残り、ゆっくりと育っていきます。
Sちゃんがもう少し成長して「ピアノを習っている」ことがしっかり理解できるようになったときに、今ついやした たっぷりの「音楽遊び時間」がパワーとなって、発揮できるようになってくると思います。
その時を楽しみに。
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