Kさん(大人):
今月からピアノを始めて、今日が2回目のレッスンです。
初めての人のピアノレッスン、一般的には ♯や♭が1つもない「ハ長調」から始めるんですが…
Kさんの希望ジャンルは「弾き語り」。
歌いながらピアノで伴奏するスタイルです。
そうなると、声の高さに合わせてキーを選ぶ必要がありますよね。
「音符や手の都合」より「声の都合」優先ってことになります。
先週はKさんの「声の都合」がわからなかったので、とりあえず一番スタンダードなピーター・ポール&マリーのバージョン、Gのキーでコードネームを振った歌詞カードをお渡ししていました。
その後Kさんからメールがあり、
「忌野清志郎さんのカバーバージョンが歌いやすいキーに近いので、Cでやってみてもいいでしょうか?」ということ。
ご自身の声に近いキーが分かれば何よりなので、ぜひそれでやってください、と返信しました。
今日、Kさんはコードネームをちゃんと書き直してきていて、Cのキーでレッスンしました。
G→ Cに変え、結果的には一番分かりやすいハ長調になって、今回はかえって好都合だったかも。
弾き語りの場合、キーの設定という課題がいつもついて回ることになります。
弾くだけの人なら、一番分かりやすいハ長調で当分は練習すればいいんだし、歌うだけの人だったら、どんなややこしい、♯♯♯♯♯♯ とか♭♭♭♭♭ とかのキーでも、伴奏者やバックバンドが即座に合わせて弾いてくれます。
しかし、弾き語りの時は両方とも自分でやらなきゃなりません。
ピアノ初心者でいきなり、だと、ちょびっと怯えるかもしれませんが、大丈夫。
「弾きたい!」「歌って弾きたい!」という熱い気持ちがあれば、大丈夫やれます!
Kさんも、熱い気持ちでがんばりましょう。
それに、考えようによっちゃ、メロディーは声で歌えばいいんだから、苦労してややこしい楽譜弾く必要ないんだからさ(笑)