HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

保育園トリオ、自分たちでメロディーベル合奏考えた♪

2020年11月25日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん、Kちゃん、Rくんの、保育園なかよし3人組。

今日は、3人いっしょに発表会の練習をしました。

普段から仲良しの3人なので、集まっての練習は嬉しさではじけそう。テンションMaxです。

一人一人メドレーで弾くピアノ、「スヌーピーのハッピーダンス」の合奏、と大盛り上がりで進めていきます。

そしてオープニング「ウィンター・ワンダーランド」のスズとメロディーベルの練習が終わったとき、Rくんが言いました。

「このベルでさ、なんかやってみようよ。『チューリップ』やってみよう」

「いいよ!」

Kちゃん、Mちゃんもソッコー賛成。

「ウィンター・ワンダーランド」では、Kちゃんが「ド」と「レ」、Mちゃんが「ミ」、そしてRくんが「ファ」のベルをそれぞれ担当しています。

みんなで「チューリップ」のメロディーを思い出しながら、順ぐりに手に持ったベルを鳴らし始めました。

自分たちで新しい演奏を考え、取り組んでいくっていいことだ。

みんなすばらしい。クリエイティブだ!

近ごろとみに実力が上がり、自信も出てきたRくんがリーダー役です。

「ド、レ、(とKちゃんに手と目で合図)、ミ、だからこっち(とMちゃんに合図)、そんでまたド、レ・・・」

3人とも、いつ自分の音がまわってくるかと、ドキドキ最高潮。

いつの間にか、お互いが向き合った小さな輪になり、真剣にベルを振っているその姿を見ながら、先生は笑えて笑えて。

だってさ、曲目が「チューリップ」なんだもん。

チューリップがなぜおかしいかって?

まあ、もう少し様子を見てみましょう。

ドキドキしながら、指示がきたら自分の音をまちがえないように出していくKちゃん・Mちゃん。

二人に指示を出しながらも、自分も番が回ってきた時のため注意を怠らないRくん。ドキドキ。

「ド、レ、ミ、ド、レ、ミ、ソ、・・・はいないから、ミ、レ、ド、レ、ミ、レ、 ド、レ、ミ、・・・」

もう先生は大笑い。窒息死寸前だ。

チューリップは・・・

チューリップは・・・

「ファ」がないんだよぉ~wwwww

(ここで実況からちょっとそれますが、「チューリップ」は古くから日本の歌で使われてきた「ヨナ抜き音階」という、ファとシがない五音音階でできている歌なのです。

「ヨナ抜き音階」については、また改めてお話しします。)

はい、再度実況にもどります。

最後まで演奏し終わって、「アレ?」とキョトンとしてるRくん。

出番なかったね・・・

あの緊張のひとときは何だったのか。

しかしRくん、気を取り直し

「じゃ『スヌーピー』やってみようよ」と次なる曲を提案しました。

「スヌーピー」なら3人ともしっかり覚えてるし、お手のもの。

はいっ、いくよ!

ドレミ、ミレド、レードー、 ドレミ、ミー・・・

ドレミ、ミレド、レードー、 ドーレレー・・・

ファがないよ~・・・

だって、この曲は、ピアノ新入門の3人がドレミばっかりで弾けるようにと、先生が決めた曲なんだもん。

先生はゲラゲラ大笑い。

だがしかし。

ついにその時は来た!

フィニッシュ直前、Kちゃん・Mちゃんの出番がすっかり終わったその時。

メロディー最後の部分だ。

Rくんは「ファ」と「ソ」のベルを右手・左手に1個ずつ握り、

ファファファソ! 

ファファファソ!

ファファファソ!

と3連続で独壇場の音を高らかに打ち鳴らしたのでした。

すでに窒息寸前だった先生は、このダメ押しでほんまに窒息しました。

最後は3人そろってポーズ。めでたし!

あ~、ピアノ教室って何ておもしろいんだろ。

現場からは以上です。

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