Cちゃん(小3):
発表会まであと1ヶ月。
ソロ曲の「ソナチネ」が、まだ通してできていないのですが、レッスンに来てまずやるのは「『美女と野獣』から!」
パーカッション担当の「美女と野獣」はもう大分慣れたんだし、ソナチネを早くレッスンしようよ…と思うのはヒバリ先生だけで、Cちゃん本人は、どんなに切羽詰まっていようとも、まずは「美女と野獣」のサウンドを楽しんでから、というスタンスは揺るがないようです。
よし、1回「美女と野獣」ができた。
ささ、ソナチネをやろう。ソナチネ。
苦労した「スケールの指使い」、毎回口うるさく直させて、Cちゃん自身も努力して、ようやく「インチキな指を使わないこと!」という「禁止命令」が守られる方向になってきました。
途中、正しい指使いを確かめるためにテンポが落ちたり、弾いてしまった指をやり直したりしながらも、ともかくも最後まで通して弾けるようになりました。
「できた!できたね」
「ふぅ〜」
ようやく先生の言う通りに弾けて、ホッと息をつくCちゃん。
「でもね」先生は言いました。
「これでゴールじゃないよ。曲が出来上がった、今からがスタートなの」
「うん…」
「前にもやったよね、『100回弾き』。これから本番の日までに、100回弾くんだよ」
Cちゃんは神妙にうなずいています。
前回までは、キラキラのシールをたくさんあげて「1回弾くごとにシールを1枚貼っていいよ」ということにしていたんですが。
「またシールとか貼る?」と聞いたら、Cちゃんは「自分で紙に書いていく」と答えました。
さすが、もう3年生。シールで釣らなくても、自身の意思で乗り越えられるんだね。
えらい!
弾き方のブレがなくなれば、どんどん上手になれるCちゃんです。
100回弾き、がんばろう。
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