「クレオパトラの夢」は、ジャズ・ピアニストのバド・パウエルが1959年にリリースした曲です。
今から半世紀以上も昔の作品ですが、いつ演奏しても新鮮で色褪せることないこのチャーミングな曲は、ジャズの定番中の定番です。
この曲の特徴…それはその魅惑的なタイトルだったり、シンプルな中にも印象的なメロディーだったりと色々ですが、しかし、中でも特筆すべき驚きの特徴、それはコード進行です。
この「クレオパトラの夢」、なんと全曲「ドミナントモーション」だけでできているのです。(オリジナルキーで言うと E♭7 → A♭m となります。)
Aメロも、Bメロも、サビも、全部。
全曲、ぜーんぶ、「じゃん!じゃん!」。
これってすごくない?!
「ドミナント」及び「ドミナントモーション」がわからない人は、1つ前の日記「ドミナントモーションとは?」で簡単に説明してありますので、まずそちらをお読みいただくことをお勧めします。
そのあと この項を読んでいただけば、「クレオパトラの夢」の驚きの構成を実感していただけると思います。
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