ジャズやポピュラー音楽で「ドミナントモーション」という言葉を聞いたことがありますか。
「ドミナントモーション」というのは、コード(和音)進行のパターンのひとつです。
クラシック音楽でもジャズやポピュラーでも、この和音パターンは同じですが、「ドミナントモーション」というネーミングは、英語が公用語(?)であるジャズ&ポピュラー界の用語です。(クラシック音楽はドイツ語が主)
さて、専門的な説明は省略しますが、ドミナントモーションのいちばんわかりやすい例は「曲の終わりの2つの和音」です。
小学校とかでお辞儀をするときの
♪ じゃん、じゃ〜ん、じゃ〜ん
あの、曲とも言えないほど短い3つの和音でできている「曲」の、最後の2音 ♪じゃ〜ん、じゃ〜ん の流れ。あれがドミナントモーションです。
それとか、コントなんかで ♪ じゃん、じゃん! という和音でオチをつけたりしますね。これも最後の2音の流れ(全部で2音しかない『曲』だから、つまり全体だけど)がドミナントモーションです。
「はい、おしまい!」とか「完結」を感じられるような、不安定→安定へと導くような和音進行。
要するに「めでたしめでたし〜」のオチ。
コードネームで言うと G7 → C (ハ長調の場合)になります。
機能和声で言うと Ⅴ7 → Ⅰ。
それが「ドミナントモーション」なのです。
なんとなく、感覚つかんでいただけたでしょうか?
え?余計わかんなくなった?
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