HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

弾き語り

2009年03月17日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4):
「ねえ、見て見て!もう完璧にできるようになったよ!」と、来るなり「拝啓・十五の君へ」の弾き語りをやってくれました。
なるほど、すごい。
先週迷っていた部分のコード進行も迷わなくなり、和音もベースもゆったりとこなれた音色になって、歌も立派に歌っています。
彼女の歌やピアノには、本当に「歌心」を感じさせる何かがあります。
そうすると 先生には次の欲が出てしまう。
「『まけそうで、なきそうで・・・』からのところなんだけど、ピアノのリズムを こんな風にできない?」
と先生が見本を示したのは、右手も左手も、それぞれ変格的に3回のビートが入る弾き方。
しかも、右手と左手は決してタイミングが合わないというパターンなのです。
「まねして、やってみて!難しいけど・・・」
「うん、やってみる」
Mちゃんは、真剣な表情で先生のリズムを模倣し、弾きこなすことができたのです。
「うわー、できたできた!そして、それを弾きながら、歌う!」
この難しいリズムに、さらに全然別個の、歌を歌うのです。
できた!できたよ!すごい!\(^O^)/
こんなかっこいいピアノを弾いて歌ってるMちゃんは、ほんもののシンガーみたいだ!
がんばれ~ かっこいい弾き語りを目指そう!

発表会のソロ曲、ようやく先生がMちゃんにどうかなあ?という曲を見つけておきました。
ディアベリのソナチネの中から、ドラマチックなマーチ風の曲です。
先週、「ウィンナーマーチにする!」と言っていたMちゃんだったんですが、イマジネーション豊かなMちゃんには、もっとイメージをかき立てるような内容のある曲がいいと思って、こちらのソナチネを提案してみました。
「ね、『眠れる森の美女』のオーロラ姫の、お祝いの場面みたいな感じしない?」
「うん、ほんとだね。勇ましい」
先生の演奏を聞きながら、Mちゃんはイメージを描いているようすです。
「ほら、この辺にくると、急に曲が恐ろしい音になって」
「魔女の登場だね!『招待してくれなかったな!』って」
「そうそう。ほら、騎士や兵隊たちの行進も始まった」
「ほんとだね。あ、あれの感じもするね。ほら、『魔法にかけられて』。お姫さまがニューヨークに行っちゃうの」
「ああ、それもいいね。ぴったりかも。・・・どう?『ウィンナーマーチ』より、こっちの曲の方がよくない?」
「うん、こっちがいい。この曲にする。で、来週はどこまで宿題?」
よかった。先生も絶対、こっちの曲の方がMちゃんの良さを引き出せると思うんだ。
もうすぐ5年生になるMちゃん、すばらしく成長したと思います。
頼もしいミュージシャンになってきました。

ところで、Mちゃんのゆかいな相棒、M3ちゃんは、今日は「おたふく風邪」になってしまって、お休みだそうです・・・お気の毒に(*_*)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。