HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パイレーツ・オブ・カリビアンはラーメン味

2020年09月04日 | レッスン日記(小中高生)

 Rちゃん(小4)

「ほら、この曲をね、発表会でRちゃんに弾いてもらいたいんだ。」

先生から、クリスマス発表会に弾くソロ曲の楽譜を渡されたRちゃん。曲は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲「彼こそが海賊」です。

「え〜、難しそう。歌がない」

とRちゃんは引き気味です。

そう、かねてからRちゃんは「歌がある曲がいい。覚えやすいもん」と言っていたのですから。

Rちゃん普段から、自分のピアノにあんまり自信がないようです。

しかし、Rちゃん本人は気付いていませんが、小学生の女の子には珍しく手も指もがっちりとして、とてもきれいなフォームが自然にできてるのは貴重です。音も力強い!

こんなRちゃんの長所を発揮できる曲はないかなぁ、とあれこれ探し、「海賊」を思いつきました。

勇ましいメロディーに迫力満点の分厚い和音、是非ともRちゃんに弾いてもらいたい。

「歌、ないけどさ。先生が歌つけてあげるから。ねっ?」

先生は食い下がります。

そうして 曲の最初のメロディー「ミソラ!ラ!」という音符の下に「みそラーメン」と書きました。さらに次のメロディーには「しおラーメン」、その次には「チャーシューメン」。最後の「ラソラ!」には何て書こうかなギョーザ!かな?

「うん、ギョーザ!」

Rちゃんも『作詞』に協力します。

さあ、出来上がった歌詞を歌いながら弾いてみよう。

 みそラーメン!

 しおラーメン!

 チャーシューメン!

 ギョーザ!

ほうら、たちまち「海賊」の曲になった。

「来週、またやろう!ねっ?」との先生の誘いに

「うん!」とRちゃんも元気よく答えました。

弾きにくいメロディーも、歌詞をつけると途端に弾きやすくなりますよ。

みんなもやってみてね。

後記:「パイレーツ・オブ・カリビアン」には、その後 全曲 歌詞がつきました(笑)

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