Cちゃん(新4年生):
3歳からピアノを始めて、ずっと「一番小さい生徒」だと思っていたCちゃんですが、いつの間にか後輩たちが次々と教室のメンバーに加わり、気がついたら小学校も後半の「高学年」になりました。
今日は「アルフレッド・ピアノライブラリー」の「グリーン・スリーブス」(Dm)の曲をレッスンしました。
イギリスの古い民謡をもとにした曲で、とくに複雑なリズムとかはないのですが、時により、リズムやタイミングに妙な錯覚が起こって、なかなか元に戻れない、なんてことは多くの生徒に起こることです。
Cちゃんも、今日「グリーン・スリーブス」の中で、何気ないリズムの錯覚にはまってしまい、そこへ来ると迷ってしまう所がありました。
そんな時は、無理に楽譜通り弾こうとせず、ピアノから手を放して「リズム打ち」をやってみると、簡単に抜け出せます。リズムの言い方で「ターアン、ターアタタン、」などと言いながら手拍子でリズムを確認すると、はまっていたワナの謎が解けて、ピアノで簡単に弾けるようになります。
Cちゃんもリズム打ちをやってみて、リズムの迷路から抜け出すことができました。
そのつぎに、ディズニーの曲集から「塔の上のラプンツェル」の曲、「輝く未来」を、自分でコード伴奏をつけて弾きました。
この曲は、楽譜からだけ読み取ろうとすると大変難しい音程やリズムが容赦なく使われています。
「ここのリズムがわかんない・・・」とCちゃん。
そうそう、こういう時こそ、リズム打ち。
ねっ、リズムを確認出来たら、映画でみたすてきなメロディーが、心の中に広がってくるでしょ?
ピアノで新しい曲を楽譜から読むとき、ともするとドとかレとか、音の高さを追うことばかりに気が行ってしまいがちですが、ドレミを読むことだけでなく、リズムを読むことを丁寧にやってみましょう。
曲のリズムをしっかり把握すると、メロディーがなくても、その曲がはっきりと歌いかけてくるのがわかると思います。
「リズム打ち」。とっても有効な練習手段なので、みなさんもぜひやってみてください。
HP HIBARIピアノ教室
Facebook Hibari Music Lesso